夏の星空を見上げて

今まで書いた事のないような詩的なタイトルを付けてみた。きっかけは子供の夏休みの宿題。夏の夜空に輝く星座を観察するというもの。本来、子供が自主的にこなすようなものかもしれないが、今年は異様に天気が悪いということもあって、星空が見やすそうなところに家族で出かける事にした。軽井沢旅行中に見れることも期待したんだけど、まったくダメだったし。嫁がすべて計画してくれるんだが、学校の簡単な宿題とはいえ、きちんと取り組ませようとする姿勢は尊敬に値する。自分だったら勝手にやれ、で終わらしたかもしれない。

近場で星空が見やすいおすすめの場所として砧公園が挙げられていた。つい先日も数家族で集まって遊んだばかりで、馴染みがあったのも選択した理由。雨ばかりが続く中の唯一晴れた日曜日に決行。ぐぐって日の入りを調べると18時半頃だったので、それに間に合うように車で出発。時間が時間だけに駐車場は余裕。むしろ、それなりに車が停まっていた事に驚き。他にも子連れの家族がちらほらいて、そちらは虫採り網を持っている。なるほど、そういう楽しみもあるのね。暗くなりつつある道を先日遊んだ芝生に向かって歩いていった。

日中であれば家族だらけで賑わう芝生もさすがにガラ空き。たまにランニングしている人が通りかかるくらい。何となく悪いことしているような気分になるけど、別に悪いことじゃないよね。完全に暗くなる前に子供たちと食事を済ます。暗くなるほど、虫たちが暴れ出して食事を奪われるので注意。食事が終わる頃にはうっすらと星の明かりが見え始める。北の空は雲が多めなのが不安。観察対象は夏の大三角で、1時間ごとにどのように移動するかというもの。

改めて眺めてみると私も星座なんか気にしたことがない。どれがどの星やらわからない。そもそも正確な方角すら怪しい。そこでスマホの出番。コンパスアプリを使って方角を特定。星座早見表と見比べて徐々に星を特定する。大きく目立つ2つの星、1つがおそらくアルタイル、もう1つがベガだろうなあと思いつつも、もしかしたらデネブかもと自信が持てない。最後の3つ目をどこで探せばよいかがわからなかった。微妙に雲がかっていて、3つ目が見つけづらかったんだよね。

そして、ここでまたもスマホの出番。星座アプリが何かしらあるんじゃないかと思って、人気のありそうなSky Mapというアプリをインストール。これを起動して見渡すと、スマホをかかげた方角の星と名前を画面上に表示してくれる。これは抜群に便利。嫁のスマホにも入れて、次男や末娘も楽しそうに覗き込む。気になっていた星はアルタイルとベガであることが、すぐに特定できた。デネブはやはり雲がかっていて見えないだけだった。観察開始から1時間が経過したので、20時の星の位置を記録させる。

その後もしばらくいたんだけど、やはり天候が思わしくないため、徐々に星を見失い始める。21時の記録は残念ながら見えませんでした、というものに。しかし、この星空を追うという行為が非常にロマンに溢れる楽しいものであることを知ったのは大きな収穫。古代の人がなぜ星の動きなんて追ったのだろうと不思議だったけど、何時間でも眺めていられるなw たまには星空観察するのもありだね、と話しながら帰宅。自宅の前で何となく空を見上げると、余裕で夏の大三角見えてるしw まあ、弁当持って公園で星座観察ってのを楽しんだんだよね!

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