ドコモ光 マルチセッション 再発編

マルチセッションでNATしてると数時間でフリーズしていたルータが一週間弱安定していたため復旧と判断したが、またもフリーズ病が再発。その後は悪夢の6時間インターバルでのフリーズに逆戻り(フリーズというかハング?)。以前はUDPのNAT利用時のみ起きてた問題が、TCPのNATでも普通に起きるようになってしまった。今まで調べてきた法則は一瞬でなかった事に。状況証拠だけの問題特定は所詮この程度の精度か。。。

この一週間もあれやこれやとネットワーク周りはいじっていたので、どこかに問題があったかもしれないが、いずれにせよセンシティブな不具合をこれ以上綱渡りする気にはなれなかった。結局フリーズを抑制するにはセッション2全てのNATをやめるしか手はない。逆を言えば、セッション2でのNATさえやめれば、マルチセッションは安定して使える可能性が高い。断言できないのは一週間単位での再発があった以上、何を以て安定とするか、もはや自信がないからだ。

セッション2をNAT以外でどのように使うかと言うと、例えば宛先ポート80をセッション2に割り当てるとか。これでいわゆるブラウジング全般がセッション2を使う事になる。ただ、うちの場合はアップロード上限の緩いドコモnetをメインセッションに、固定IPのi-revoをセッション2に設定したい事情がある。これが逆だと誤って別ポートで巨大なデータ転送を行った際に、アップロード上限の厳しいi-revoを通ってしまう事になるからだ。

ここに至って、遂にルータを交換するしかないと判断。市販の評判良さそうなルータを買う手もあるが、ダメ元でドコモ光のサポート窓口で相談してみる。数日前にメール相談した際、故障窓口に問い合わすように言われたのでそちらへ。故障窓口がすぐに繋がるのは以前も経験した通りで、今回もすぐに対応してもらえた。一週間前に同型機の故障交換をしてもらっているので、それも踏まえて慎重に相談する。ポイントは以下。

  1. シングルセッションで実績のあるNAT設定が、マルチセッションに切り替えてから頻繁にルータのフリーズを引き起こすようになった
  2. 一週間前に送付してもらったばかりの同型機でも再現しているので、個体差の問題ではなく機種依存の問題である可能性が高い
  3. 機種依存の問題である事を特定するためにも別機種で検証させて欲しい
  4. 再現性が高い自分の環境で検証するのは問題を特定する上でもまたとない好機と考えて欲しい

このとき対応してくれた担当のKさんも、例外的な相談に対して非常に苦慮しているようだったが、私の長ったらしく理屈っぽい話を最後まで聞いた上で柔軟な対応を選択してくれた事に心から感謝します。このあと、NTTの故障対応窓口との相談に移るのだが、そちらの話も予想に反してスムーズに進み、おそらくKさんが裏で丁寧に調整してくれたのではないかと強く感じた。サポート窓口への相談は億劫に感じる事が多く、なぜ自分がそういう先入観を持っているのかも思い出せないのだが、この日はその品質の高いサポート対応によって、自分の勝手な思い込みを大いに反省することとなった。もちろん無理難題の押し付けにならないよう問題を解きほぐし、自分の要望を正確に伝える努力は必要かもしれないが。

このサポート相談の件を公開してしまうと、せっかく丁寧な対応をしてくれたKさんにあるいは迷惑になるかもとも考えたが、それでもマルチセッションのNATに苦労している人たちが、私と同じだけの時間とエネルギーを浪費するのは非生産的だし、いい意味で期待を裏切られたサポート対応についても触れたかったので、事実のままにまとめることをご容赦頂きたい。加えて、障害再現に繋がる具体的な情報も公開しているので、PR-S300SE不具合修正という根本対応に少しでも寄与できることを願っている。

NTTには翌日早々の機種交換対応をお願いして、この日は就寝。翌朝10時に約束通り故障担当の方が訪問。別機種のルータを受け取って、長らくお世話になったPR-S300SEを2台とも引き渡す。もはや手慣れた結線を手早く済ませ、新しいルータを起動。慣れない設定画面で以前と同じ設定を投入。仮に別機種でも同様の問題が起きてしまうと、他の環境依存の問題である可能性が出てくる。現時点で半日くらいは安定しているけど、もうしばらく様子見。以前も言ったが、問題ない事の証明は時間効率が悪い。1週間での再発も経験したので、今度は数週間経過してからの報告にしたい。便りがないのは、よい知らせという事でw

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