宅内LAN配線の自力修復 前編

マイニングを始めた人ならわかるかもしれないけど、徐々に採算度外視で水平拡張したくなってくる。当初はGPU2台で始めたのに、気が付けば26台。マイニングリグは4台にも増えている。当然、1部屋で賄える電力ではなく、自室以外にもリビングや空き部屋にも置いている。その空き部屋はリビング脇にある和室で、どちらも1階になっている。光ファイバーが接続されているのは2階の自室にあるウォークイン・クローゼット。1階と2階の接続は備え付けの配管を通って有線LANで繋がっている。リビングは普通に使えていたんだけど、和室のLANがおかしかった。



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和室に2階に結線されているLANコンセントがあるんだけど、ケーブルを刺しても全くリンクアップしない。ケーブルは他の環境で実績のあるものを使っているので問題ないはず。接続するPCのLANも和室に移動する前には使えていた。切り分けのためにLANコンセントの反対側を変更してみる。各部屋から伸びているLANはウォークイン・クローゼットの壁に設置してある『まとめてねットギガ』というスイッチに繋がっている。他の部屋に繋がっていた実績のあるポートに差し替えてみたが状況変わらず。うーん。

和室のLANは、実は住み始めた直後から違和感があったのをうっすら思い出す。家の中で最も涼しそうな和室にサーバを置いてやれと考えて最初に設置しようとした。しかし、何故かLANがうまく繋がらずに、深く考えもせずサーバを移動させてしまった。今ならそういう細かい点も見逃さずに追及するんだけど、当時はまだまだ青かったなあ。やるべきことよりやりたいことを優先してしまう年頃だったんですね。まだ家の購入直後だったから、すぐ言えば施工主に直してもらえたかもしれないのに。反省。

消去法的にはほぼ和室のLANが悪いで間違いなさそうなんだけど、出来る切り分けはやっておく。以前に光電話ルータに繋げることで回避できる問題もあったので、まとめてねットギガからPR-400NEに差し替えてみる。やっぱり繋がらない。そう言えば、買ったばかりのbuffalo WSR-2533DHPがあったので、こちらにも繋いでみる。ついでだし。すると不思議なことにリンクアップしてしまった。。。こんなことあるんだね。しかし、よく見ると接続を示すLEDの色がいつもと違う。サーバ側に入ってネゴシエーションを確認してみると10Mbpsだった。

ここまでくると経験がものを言う。機器によって接続できたり、接続できてもlink speedが低くなるというのは大抵LANケーブル障害。次にとるべき検証はケーブル交換と考えた。普段なら気楽に交換するんだけど、今回はフロアまたぎの宅内LAN。かなり億劫だったけど、こういうことも出来るようになっておかないとね。1階和室のLANコンセントを取り外し、配管を特定。その中に針金をするすると通してみる。しばらく伸ばすと特にひっかかることもなく、2階のまとめてねットギガ側配管から出てきた。どうやら自力で配線できそうだ。

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針金の長さから計算して10m長なので、失敗した時のことも考えて30mのケーブルを用意。この機会にLANケーブル自作キットを購入。できる切り分けを全て行う。2階側にテスターを接続。和室LANコンセントに実績のあるLANケーブルを刺して、こちらもテスターに接続。2,4,6,7,8しか点灯しない。やはりケーブル異常か。LANコンセントを解体してケーブルを取り出す。剥き出しのLANにコネクタを作って、LANコンセントを通さないテストを行う。これでも同じ番号しか点灯しない。やっぱりケーブル異常か。

既存のLANケーブルもするすると簡単に引き抜く。続いて、2階側の針金先端に新ケーブルを貼り付けて、1階和室のLANコンセント側から引き始める。最初はLANケーブルの貼り付け箇所が太過ぎてうまく通せなかったが、細くなるように工夫すると1階側まで引き抜けた。早速接続試験をしてみると1Gbpsでリンクアップ。おっしゃ。あとはLANケーブルのコネクタを切り捨てて、LANコンセントに接続すれば完了。LANコンセントに繋げるのは初めてだったけど、コンセントに書いてある色に合わせればいいだけなので難しくなさそう。あとは後日にでも。

つづく。

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