国内および国外のバスケが開幕して早1ヶ月。自分のようにBリーグもNBAも見たいという人は、スポナビライブと楽天TVの併用を検討しているはず。楽天TVの参入がサプライズだったものの、もともとBリーグとNBAの2つのリーグを見るために、動画サービスをかけ持つ予定だった。Bリーグについては予定通りスポナビライブを選択したんだけど、NBAはDAZNのつもりだったものを楽天TVに変更する形に。NBAのみに着目すれば、より多くの試合を見れるようになったので、楽天TVはありがたかった。
料金面で考えると、スポナビライブは1ヶ月の試用を経た後、Bリーグシーズンパスに切り替えた。これは公認のソフトバンク店か試合会場で購入できる。自分の場合は、何かのついでにソフトバンク渋谷店で購入した。5400円(税込)の買い切りで8ヶ月間スポナビライブを自由に視聴できるというもの。シーズンパスの裏面にあるクーポンコードをネットで登録する形で利用を開始。そこから8ヶ月後の同日まで、Bリーグ全試合だけでなく、スポナビライブのすべての動画を視聴可能。月額換算すれば675円ほど。お得感半端ない。
一方の楽天TVは毎月972円でNBAを9試合見れる。この利用料でNBA以外はまったく見れないので、お得感で言えばスポナビライブの方が上。ただ、他にNBAを見れるチャネルがWOWOWくらいしかなく、その月額と週4試合ということを比較すれば、NBA好きなら楽天TVを選択するだろう。両者を合わせても1647円で、たっぷりバスケの試合が堪能できることになる。先日解約したひかりTVの月額1620円と入れ替わった程度の金額なので、どちらかで両方見れたらなあとは思うものの、それほど料金面の不満はない。
問題はそれぞれのアプリの使用感。自分の場合はテレビで見るのを前提としているので、BRAVIAでそれぞれのアプリを使って視聴している。まずは画質なんだけど、当初スポナビライブは毎回フルHD画質を選択しないと高画質にならなかったが、いつの間にかのアップデートでフルHDを維持してくれるようなった。画質については文句なし。楽天TVも同様にフルHD選択を維持してくれるんだけど、再生直後やスキップ直後に低画質に切り替わってしまう。しばらく放置すれば高画質に戻るんだけど微妙。。。
スキップ操作は、スポナビライブが30秒フォワード/30秒バックなのに対して、楽天TVは60秒フォワード/60秒バック。どちらもフォワードとバックが同じ秒数なのがイマイチ。レコーダーで一般的な30秒フォワード/10秒バックで統一するか、あるいはカスタマイズ可能にしてくれればいいのに。序盤のフリースローは飛ばしてしまいたい人も少なくないと思うんだけど、さすがに60秒フォワードは長過ぎて、次の得点シーンくらいまで進んでしまうことも。せめて30秒に変更してほしいなあ。
もう1つ言っておくと、このスキップ操作がスポナビライブはリモコンのFWD/REWボタンで行うんだけど、楽天TVはカーソルキーの右/左を使う。これがまた混乱するんだよね。楽天TVでFWD/REWを使っちゃったり、その他の動画アプリで右/左を使っちゃったり。意外と右/左でスキップできるアプリもあるんだ、なんて発見があったりもするんだけど、スポナビライブは少なくとも動作しないからイラッとする。お願いだから時間も操作も普通にしておくれ。。。
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そして一番重要なレジューム。この点については楽天TVの方がよくて、すべてのVODがレジュームしてくれるので、まったくストレスない。スポナビライブはまったくレジュームしてくれないので、視聴中のゲームを一時停止して他のアプリやテレビに切り替える方法しかない。また見たくなったときにスポナビライブに戻って来れば一時停止したところから再開できる。しかし、この状態が失われると30秒スキップしかないので、元のポジションに戻すのも非常に面倒。
最後の問題がアプリの安定性。スポナビライブはフォアグラウンドでもバックグラウンドでも、まあまあ落ちてしまうので非常にイマイチ。せめてレジュームさえしてくれれば落ちても気にしないんだけど。そして楽天TVがまた強烈。視聴中はあまりないんだけど、視聴後にVOD一覧に戻ったり、テレビの視聴に戻ったりすると、突然アプリが落ちたりするんだけど、その際にOSごと落ちてしまう。android TVが再起動してしまうのだ。スポナビライブの中断情報も失われるので二重にうんざりする。起動後もしばらく楽天TVのアイコンが消えてしまって、しばらくはアプリ起動すらできない。
という訳で、まとめてみると料金面ではあまり気にならないし、コンテンツも非常に満足度が高いんだけど、アプリの品質には不満が高い。コンテンツの満足度が相殺しているような格好。幸い(?)操作面や安定性の問題が多いので、努力次第では何とかなりそうな部分。是非とも改善されたアプリを早々に準備してもらいたいところだ。また、今年はスマートスピーカーが各社から発売される。その対応についても積極的に取り組んでいって欲しい。今後ともよろしく!