ドコモ光 マルチセッション 設定編

ドコモ光のプロバイダオプションはタイプA/Bと単独型がある。単独型はタイプAに比べて200円安い代わりに自由にプロバイダを選べる。私は今までこの単独型でi-revoというISPを利用していた。このISPは月額500円で固定IPを付与してくれるという太っ腹。ただ、ピーク時の通信速度は値段相応と考える必要がある。更に問題なのはアップロードのデータサイズ上限で1日5GBまで。家族の画像や動画をクラウドストレージにバックアップしようと思うと、この上限はきつくなる。

早速、ドコモ光をタイプAに切り替えて、転送量制限の緩いプロバイダをもう1つ契約する事にした。タイプAで選べるプロバイダのうちで、バックボーンOCNとされているドコモnetを選択した。前日予約をしてドコモショップ店頭で契約変更。一週間くらいで準備が整って連絡が来るとの事。既存と新規ISPの併用期間について確認すると、切替予定日に既存接続は使えなくなってしまうとの話だった。事実なら面倒な事だが、きっと勘違いだろうと信じない。こういうときに食って掛かって質問すると、各所への確認等で多くの時間を奪われるので、さらっと聞き流しておく。

切替予定日より早まること数日、ドコモnetより書類が届く。書類には接続用のユーザー名やパスワードが記載されている。きっと工事なんか要らないし、すぐ繋がるだろうと思って、おもむろに接続設定を切り替えてみると思った通り繋がった。幾つか設定を試して、マルチセッションの設定方法を確立する。

うちのブロードバンドルータはひかり電話を使っている関係で、NTTよりレンタルしているPR-S300SE。ブラウザでルータにアクセスして、基本設定よりメインセッションをドコモnetに、セッション2をi-revoに設定する。セッション2の接続ルール設定で、送信元アドレスに自宅内サーバを指定(192.168.x.x)。外に開放したいポートはssh/dns/vpnで、詳細設定>静的NAT設定に、以前から利用していた設定が既に入っている。これらの接続インターフェース名をメインセッションからセッション2へ切り替える。

これで標準的なブラウジングはドコモnetを使って、外部から自宅へ接続するような通信は固定IPのi-revoが受ける構成を実現できた。が、その設定完了後から90分程度すると突然インターネットが不通になる。切り分けてみるとルータがpingすら応答しない状態。見ると電源ランプは正常なので、仕方なく電源ケーブルの抜き差しで再起動する。これでインターネット復旧。そこから更に60分ほどすると、またも同じ症状。電源ケーブル抜き差しで再起動。これは偶然ではないかもと感じる。

その後も数時間おきにルータは応答不能を繰り返すので一旦設定を戻す。ぐぐってみるとPR-S300SEでマルチセッションを利用するとフリーズした、みたいなつぶやきが見つかる。うーん、これははまってしまったかな。。。やるべき事はどの設定が地雷を踏んでるか絞り込む事。もしくはルータの多段構成を取って、マルチセッションの処理を別のルータに委譲する事。

前者はNAT設定を減らす事で発生インターバルが徐々に長くなっていく。何となくvpnが一番悪さしていたように見えるが、時間をかけて切り分けていくしかない。後者はFTTHに付随するサービスが少なければ何の問題もないのだが、うちの場合はインターネットだけでなく、ひかり電話やひかりTVもあるので簡単な話ではない。簡易的な多段構成を検証してみたところ、マルチセッションは実現できたものの、やはりひかり電話もひかりTVも停止してしまった。やむなく設定を戻す。

ところが!ここまで、あれやこれやいじくってたせいかもしれないが、PR-S300SEの殆どのランプが点灯した状態でうんともすんとも言わない状態に。ま、まさか、まじで壊れたのか。。。ここから最悪のインターネット障害シューティングに繋がっていく。次回へ続く。

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