ドラゴンクエスト11 後半戦 レビュー

そろそろ卒業している人も多いかもしれないDQ11。今回も予想に反せず、たっぷりと楽しめている。寝落ちしながらゲームするのなんていつ振りだろうか。おかげで要所要所で話をわかってないところがあったりする。起きたらムービー終わったところだったとか。それでも早く話を進めたいって思うのは、もしかしたらゲームの魅力だけではないことに気が付いた。気が逸るのはプレイ人口が多いために、図らずもネタバレに遭遇してしまうことを恐れている。やはり1周目は驚きながらやりたいよね。

前半は想像通り仲間を集めながら話が進む。後半は思ったよりも大胆な変化が起きるものの、若干2周目感が否めない。各キャラクターや各地域のイベントの作り込みが半端ないので、その印象を薄めてはくれるのだけど。キャラクターの生い立ちへのこだわりや、仲間との連携技、時間をテーマにした物語など、かの名作クロノトリガーを彷彿とさせる展開のように思う。修行関連など、何となくドラゴンボール臭も強い気がするけどw イラストだけでなくてシナリオにも多少関わっているのかねえ。

本来ならのんびり少しずつ楽しみたかったんだけど、どうしてもネタバレが怖くて駆け足で進めてしまう。ちょっと大雑把にも感じる後半戦を終えるといよいよラスボス戦に至る。ここまで謎解きやボス戦で苦労するようなことはなく、そういう部分での脱落者を減らそうとしているようにも感じ取れる。さすがにラストダンジョンの構造は複雑なんだけど、それでもリトライやりやすい作りになっているので、徐々に進めることが可能。ラスボスはAI任せにしていたら長期戦にはなってしまい、冷や冷やしたものの初戦で撃破した。

話の流れは少し引っかかる部分があるものの、世界は平和となり後日談を楽しみつつ、エンドコンテンツが始まる。どうやらこの先もクリア後の世界とは思えないようなボリュームの物語が残されていそう。さすがに、ここまでくればそれほどネタバレを恐る必要もないだろうとペースを緩める。積み上げていたクエストをこなしたり、はぐメタでレベル上げたり。ここまでレベル上げらしいレベル上げもせずに来たので、その辺りも難易度が緩和されているように思う。

もちろんカジノでのコイン増産も忘れていない。スロット中心に増やしたんだけど、席の取り合いにならないのが幸せw いつだかのDQXでスロット席を取り合うような事態が起きていたのが懐かしい。スロットはDQXで散々鍛えたから余裕ですね。当たりの台情報に従って、あとは大当たりが出るまでひたすら粘るべし。メタルスピン中にフリースピンが出ると最高!スロットはVitaでのプレイがおすすめ。テレビ見ながらだらだらやっているだけで、気が付けば数百万コイン貯まりました。DQXでもこれくらい出ればいいのにねえ。

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DQ11がただのバトルだけでなく、楽しい要素というのはこういうミニゲームが大きいように思う。馬のレースも地味に熱くなるし。何よりも進化に感じたのは不思議な鍛冶。アイテムを生成するという意味では連勤釜があったんだけど、あれの出来栄えは完全に運。大成功が出るまでひたすら繰り返すしかなかった。一方の不思議な鍛冶はDQXの生産システムを簡略化したもの。レベルが上がってくると余裕で+3を増産できるし、パズル要素もあってやってて楽しい。DQXだとミスって数百万ゴールド飛ぶから死に物狂いでやってたしね。

という感じで、クリア後にようやくのんびり楽しめるようになるのは、DQが人気がある故のパラドックス。素材集めや鍛冶、スロットなど、DQXでお金のために殺伐とこなしていた作業をオフラインでマイペースに遊べることが、DQ11を面白いと感じている理由かもしれない。成功のハードルも低いので、手軽に気持ち良さを享受することができる。かつてのDQXプレーヤーは言うまでもなくDQ11もやってるだろうけどw ぼちぼち表の世界でやり残したことが終わるので、そろそろ本格的にエンドコンテツを進めていこう!

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