自宅の無線LANは長らくbuffaloのWAPS-APG600Hを使っていた。我が家はドコモ光のひかり電話を利用しているため、BBルータはドコモ指定のPR-400NEを使わなければいけないからだ。家の中にルータが2つあるのも無駄だし、無線LANに特化した業務用のWAPS-APG600Hが適当と考えていた。しかし、このAP、値段の割には電波が弱く、長いこと不満に思いながら使い続けていた。折しもBRAVIAで高速な無線通信が必要なことがわかったので、これを機に買い換えることに。α6500で撮影したビデオ動画が100Mbpsの有線LANだとまともに再生できないんだよね。
新たなAPはルータ機能も兼ねて普通の無線LANルータから選ぶ。ひかり電話はPR-400NEに着信させつつ、ルータ機能は無線LANルータで、みたいなことが出来そうだったので。この機種はともかく以前のPR-S300SEのときには、マルチセッションやるのに死ぬほどトラブった経験があったので、この際一般的なルータに切り替えておきたかった。ともあれ、最も重要なのは電波強度。構造上、2階のウォークインクローゼットにルータを配置して、そこから真下にある1階リビングのBRAVIAと通信させるからだ。
ネットで調べると、電波で評判がいいのはNETGEARかASUS。この際、妥協せずにNETGEARでもよかったんだけど、コスト・パフォーマンスに優れるのはASUS機。価格コムでも満足度の高いRT-AC88Uを選択。何だかゲームとも相性よさそうだしw 注文するとすぐに届いたので早速セットアップ。ルータ機能は後回しにして、まずはAPモードで動作させる。5GHz帯を使ってみたかったけど、フロアをまたぐので大人しく2.4GHz帯の11nで繋ぐ。BRAVIA上のkodiからDLNA経由でネットワーク越しのビデオを再生してみる。ほぼ問題ない!
アプリ側で遅延してます的なwarningは相変わらず出るものの、実質的には何の問題もなく再生出来ている。うーん、さすがだ。ちなみにリビングでの電波は問題ないなんだけど、隣のダイニングに行くと電波が結構弱まってしまう。以前もダイニングでPCを使うとネットワークが切れることがあった。が、RT-AC88Uの電波は一見弱そうなものの、ネットワークが不安定になるようなことはなかった。ただ、今使っているPCはSurfaceなので、もしかしたら以前のVAIOが悪かったのかもしれない。また、背面に有線LANを8ポート備えているのも地味にありがたい。
そして、今度はルータ機能もRT-AC88Uに入れ替えようと設定を変えてみるが、どうやってもマルチセッションの設定がうまくいかない。うちは安価に固定IPも使いたいため、割安の固定IPプロバイダと回線速度が快適なドコモnetを使い分けている。マルチセッションが使えないと、とてもじゃないけど生きていけない。という訳で、大人しくルータ機能はPR-400NEに戻す。RT-AC88Uがルータをやらないということは、ゲーミングルータとしての機能も死んでしまうことになり、金額なりのパフォーマンスとは言いづらくなってしまう。うちの要件の問題だけどね。
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加えて、BRAVIAでの通常使用でも問題が。1日も経たないうちに突然接続が切れて、ネットワーク越しの動画再生が停止。設定画面で何度も接続を試みるが繋がらない。スマホやPCは繋がるので、おそらくはBRAVIAの問題。だけども、これでは実用上、非常に困ってしまう。正直、撮影したビデオを見る頻度から言えば、録画番組やオンデマンド動画を再生する機会の方が圧倒的に多い。安定性を考えて結局有線に戻してしまった。現在はごく普通の無線APとして仕事しているだけ。うちは日本製の無線LANルータにすべきだったか。時間が出来たら見直そう。