前回ユーザビリティの改善のために各文言の和訳や表示順の入替などを実施した。この変更は図らずもページタイトルのフォーマットにも及ぶ事になった。基本的にはPVを上げるための施策だったが、結論から言うとPVは激減した。正確な因果関係は不明だが、状況としてはgoogleの検索結果順序が大きく落ち込んでしまった。やはりgoogleのクシャミ一つでネット上でのポジションが大きく変わるというのは相変わらずのようだ。以前に運用していたサイトも、この手の問題でやる気がなくなって実質凍結状態にした事を思い出した。他の誘導パス作りをさぼっていたのがいけないんだけどね。
そんな訳で、すっかりPVも減ってしまったので、今まで試せなかった実験的な変更を追加していく。主にSEO対策まとめ系のページを参考にした。カテゴリにシングル・バイトのスラッグを準備していたが、これを日本語に戻した。URL内の日本語がどういう意味を持つか怪しいものだが、とりあえず様子を見てみる。更に記事のURLも『/%year%/%monthnum%/%postname%/』から『/%category%/%postname%/』に変更した。この変更により記事ページのURLが世の中的には重複する事になるので、それを防ぐためのcanonical属性導入を考える。
canonical属性は、検索エンジンに任意の記事について正しいURLを認識させるために使用される。canonical属性の追加には幾つかのプラグインが用意されている。『All in One SEO Pack』を試してみたが、タイトルの変更も行われてしまう。タイトルを処理に任せると日付の表示が『YYYY MM月 DD』のようにイマイチになる。ここは手元で修正したので、canonical属性のみ対応してくれるプラグインに変更する。その名も『Canonical URL’s』。プラグインとしてのインストール以外は何も設定できないツールだが、期待通りきちんとcanonical属性の追加は行われている。
ここまで作業が完了したところで、『404 not found』がちょこちょこ起きている事に気付く。過去のスラッグに対するアクセスが404になっていた。直接『.htaccess』を修正しようかとも思ったが、それ用のプラグインである『Redirection』を発見したので、旧スラッグURLを新スラッグURLに転送するように設定。ここでふと気付いたのだが、外からawstatsへのアクセス可能になっている。awstatsは元々、狙い済ました直接アクセスが非常に多い。調べてみたところ、httpd.confにアクセスを許可する設定が追記されていた。以前にawstatsを再構築した際に、スクリプトか何かで入り込んだのだろう・・・、こわやこわや。