録画サーバ構築 Skylake+CentOS 断念編

後日、異なる事実が発覚したのでこちらを参照下さい(2016年10月追記)

結論から言うとSkylake機sh170r8でのCentOS録画サーバ運用は断念しました。あくまでSkylake+CentOS+PX-Q3PEを諦めただけで、Skylake+Win10+PX-Q3PEやSkylake+CentOS自体の運用は問題ない。Skylake機から録画サーバ機能は外したけど、GlusterFSを中心としたファイルサーバとして今後も利用していく予定。前回、録画サーバを作りあげてから一見まともに動いていそうだったので、実はPX-Q3PEを買い増した。念願の2台体制。作業効率上がった事も嬉しいんだけど、両ボードの差異を検証できるようになった事が大きい。そこで気付いたのが2つのボードでBSの受信感度に大きな違いがあることだった。

以前にBSの受信感度が突然悪くなった事があった。ちょうどドコモ光のテレビオプションに切り替えた時期だったので、それを原因と捉えてしまったが、新たに購入したPX-Q3PEはBSの受信感度は極めてよかった。つまり古いPX-Q3PEでBSの受信感度が悪くなったのはアンテナではなく、ボードの問題である可能性が高くなった。この問題はそれはそれで追及していくつもりだが、その詳細は次回に稿を譲る。今回問題にしたいのは録画データの画質。検証の際に両ボードでのBS録画の画質を比較しようと、録画したデータを目視する機会が増えた。そのとき録画データにやたらとブロックノイズが乗っていることに気が付いた。

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このブロックノイズをなくすためにアッテネータを調整したりブースターを追加したり、いろいろ試した。しかし、どうしてもノイズを消す事が出来なかった。やがて、このノイズに関しては新旧どちらのボードで発生している事に気付く。どうやら受信感度が強かろうが弱かろうが、ちょうど良かろうがブロックノイズが乗ってしまうようだ。経路のアッテネータやブースターを入れ替えながらの作業だったので、8個のチューナーを一気に検証できる様にスクリプトを組んだ。数10秒間並行で同時録画して8つの画質を視認する。よくよく見ると地上波にもブロックノイズが乗ってるし、絶望。。。

2台同時であることからボードの故障とは思えない。目先を変えるためにもデュアルブートで構築してあるWin10での動作確認を試みる。Windows用のドライバには受信感度調整ツールが付属しており、それを使って受信感度が強過ぎるのか弱過ぎるのかを絞り込む事が出来る。新ボードではBSの受信感度を弱めると視聴でき、旧ボードではBSの受信感度を強めると視聴できた。やはり両者のBS受信には差があるなと再認識する一方で、どちらのボードも地上波だろうがBSだろうがブロックノイズなど皆無だった。裏を返せばボードそのものにハードウェア的な問題はないと考えてよいはず。

思い返すと以前は録画データの品質にそれほど悩んだ覚えはなかった。しばらく前にエンコード検証用に録画したデータを見返してみるとブロックノイズなど全く乗っていない。これはもうSkylake用の4系kernelの問題としか考えられない。ヤフオクで売り飛ばす気まんまんだったIvyBridge機sh67h3を引っ張り出して、PX-Q3PEやSCR3310v2.0を繋ぐ。kickstartでちゃちゃっとCentOS7.2を構築して、virt-installでCentOS6.7をインストール。ansibleでepgrecをセットアップ。うーん、ちゃんと自動化しておいてよかったw DBは別のサーバのmariadbに入っているので、以前のデータを引き継ぐ形でepgrecを動かすことに成功。

IvyBridge機で動かすと、PX-Q3PEは当然のようにブロックノイズなどない状態で地上波もBSも録画することができた。ここまで辿り着くのに1ヶ月くらい遠回りをしたような気がする。Skylake機に目移りしないで、実績のある機体で運用を始めていればとっくに安定運用に入っていたかもしれないのに。。。Skylake機はLinuxでのQSVが対応してくれれば、ハードウェアエンコーダーとしての役も担えるし、いつしかSkylakeのサポートがCentOS7辺りにバックポートされるのを待ってから、改めて録画サーバとしての利用を検討しよう。

後日、異なる事実が発覚したのでこちらを参照下さい(2016年10月追記)

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