初めてクロスバイクを買ったのが7年前。折しも東日本大震災で東京も交通機能が麻痺して、初めて徒歩で帰宅するということを味わった。それまで自分用の自転車すら持ってなかったが、いざという時用に持っておいた方がよいという考えに一気に変わった。そういう経緯もあって、どちらかというとオフロードよりのルイガノLGS-FIVEが最初のクロスバイクとなった。しばらくはこれで往復10kmの通勤をしていたのだから、まだまだ元気な時期だったのだろう。そのLGS-FIVEもさすがにそこかしこに問題が起き始めた。
一番の問題はシフトチェンジで最近はほとんど思い通りにシフトが変わらない状態。本来スピード上げたい時にシフトが上がらないのは非常にストレス。特定するためにもチェーンを変えたり、ディレイラーの調整をしてみたりしたが効果なし。おとなしく自転車屋に持っていくとシフターが壊れてるから、一体型のブレーキも含めて交換するしかないと。以前、横から追突されたこともあってリアホイールにも歪みがあるし、そもそも7年もの長期間乗ってたので、そろそろ買い換えどきと判断。久々にクロスバイクを物色してみることにした。
初めてクロスバイクを買った時に比べると、ロードバイクの経験も積んでるし、知識は大分ましになったはず。チューブも英式だろうが仏式だろうが気にしないし。ちなみにLGS-FIVEは英式だったので、初めてのクロスバイクとしては非常に安心感があった。通勤用にはもう少しマシなロードバイクを使っているので、クロスバイクは普段乗り。日常的に10kmとかは乗らないものの、稀に5kmくらいは乗ったりする。また、近隣の移動でも気軽に使える必要があるので、そこまで高価なものにはしたくない。
また、いざというときを考えた太めのタイヤやサスペンションは普段使いを軽快さを犠牲にしてしまうので、今回は考慮しない。ロードよりのクロスバイクで、たまの中距離運転でも負担の小さいものを選択したい。更に5年スパンで考えると、子乗せを卒業する嫁や小学校を卒業してるであろう長男も、もしかしたら乗るようになるかもしれない。LGS-FIVEはギリギリ嫁には大きかったので、サイズを1つ落として他の家族でも乗れるようにしておく。という訳でデザイン的には嫁の意見も聞き入れる形にした。
結論から言うと、チェレステカラーが特徴的なビアンキが選ばれることとなった。価格的には安価とも言いづらいんだけど、上限を引き延ばす訳にもいかないので、CAMALEONTE1かROMA4辺りで選ぶ。近所の自転車屋さんにどちらも実機があったので嫁と一緒に見に行く。デザイン的にホイールまでチェレステが施されたROMA4が気に入ったようだ。タイヤのサイズも若干ROMA4の方が細いので自分もそれで異論なし。むしろディスクブレーキだったり、フロント2速だったりするROMA3に後ろ髪惹かれたんだけど、ハードに乗る予定はないので諦め。
BIANCHI ビアンキ 2018 ROMA 4 ローマ 4
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店員さんに出してもらって跨ってみる。46だとやはり嫁には少し大き過ぎる。残念ながらそのショップに1つ下の43はなかったので、他の車種で同じようなサイズ感のものを試してみる。43であれば特に問題なさそうだが、自分にはやはり小さめ。全力でのペダリングはしづらそうだけど、何度も言っているようにそういう乗り方はするつもりないので妥協。在庫はないので、系列のネットショップで注文してその店舗で受け取るような形を取る。送料無料でその後の面倒も、その店舗で見てもらえるので。
注文して3日後には引渡し準備完了の連絡が来る。一応、店舗に一報入れてすぐに受け取れるかどうか確認。幾つかの登録作業にちょっと時間はかかるが、すぐに渡せるようになっているとのこと。処分予定のLGS-FIVEに乗って店舗へ向かう。LGS-FIVEに付けてあった、ライトやキックスタンドなどのパーツを全てROMA4に付け替えてくれる。ついでにLGS-FIVEも不用品として処分してくれた。ネットで在庫を探して実店舗で引き渡しというのは本当に便利。今後もこういう形で自転車は買うようにしたい。