昨晩、待ちに待ったBリーグの開幕戦が遂に行われた。渋谷を歩いててもそこかしこにBリーグの巨大なポスターがあったり、グッズ販売が行われているところもあった。代々木体育館もそう遠くはないので、現地に行ってみてもよかったかなと後悔しつつも18時半から自宅にてテレビ観戦。BS1での放送は録画していたので、フジテレビの放送中心で、CMのときだけBS1を見ることに。フジには田臥が、BS1には富樫がゲストとして呼ばれていた。
Bリーグの開幕は9月なので10月末スタートのNBAより1ヶ月先行。3つに分けたディビジョンでレギュラーシーズン60試合を5月まで行う。わりとタフなリーグ戦だよね。その後、レギュラーシーズンの上位8チームによってチャンピオンシップリーグが行われて優勝チームが決まる。NBAのプレーオフのようなものだろう。下位チームにはB2との入れ替え戦も待っているので、Jリーグのようなチームの入れ替わりも楽しみだ。
開幕戦はNBLのレギュラーシーズン勝率1位だったアルバルク東京と、bjリーグ最後の覇者琉球ゴールデンキングスの試合。琉球は何度も優勝しているので強いチームという認識だったが、テレビ放送ではエリート軍団のアルバルク東京に比して雑草軍団的な扱いをされていた。開幕戦当日の代々木体育館には9000人超の観客が集まっていたらしい。自分の知り合いも何人か現地に行っていたようだ。派手な開幕セレモニーのあとに、テレビ放送では今風な選手紹介が行われる。こういう番組を自然に地上波で観れるなんて本当に幸せ。
いよいよ試合開始。序盤はアルバルク東京のペースでゲームが進む。3ポイントが入ると派手な演出があり見ていて楽しい。3ポイントを入れた選手はそれ以上に気持ちよさそうに思える。徐々に琉球ゴールデンキングスも自分たちのペースを取り戻すが、1Qは東京が流れを譲らなかった。2Qになるといきなり琉球の速攻が決まり出す。一時は逆転するほどの琉球の勢いに双方のファンもバスケらしいシーソーゲームを楽しめたはず。自分も思ったよりも実力差あるのかなと思い始めていたところだったので、非常に面白い展開だった。
3Qはまたも一転して東京ペースに。得点も2桁差まで広がり、琉球ななかなか点が取れず、すっかり失速したかのように思えた。が、4Qで琉球が息を返す。何となく気になっていたリバウンドを琉球が全て制し始める。特に琉球のオフェンスリバウンドがよかった。あれだけリバウンドを取られれば、さすがに点数は重ねられていく。一方の東京はペイント内のシュートチャンスが減り、外からのシュート頼み。それも外れ出すとボールが回らなくなり、ターンオーバが目立ち出す。そのターンオーバから琉球が確実に点を重ねて、1桁まで追い付く。何度も3点差4点差と追いすがるが、最後はファウルゲームに。フリースローを何とか沈めた東京が5点差の80対75で琉球を振り切った。
まさに開幕戦にふさわしい好ゲーム。よいプレイというだけでなく、見ている人がわくわくするゲームを目指すと言っていたが、まさにそういう試合だった。今までは途中で観戦を飽きてしまううちの長男も、Bリーグは面白いと言って最後まで見ていたほど。しばらく地上波での全国放送はないようだが、BSでの月に数回は放送されるようなので欠かさず観る事にし、時間があるときには代々木体育館にも足を運ぼう。バスケは3大スポーツの中では1番女性プレイヤーが多いスポーツのはず。その特徴を生かして一層人気を伸ばし、毎日のように地上波で観れる時代が訪れてほしいものだ。