記事を見返すと使い始めたのが2016年なので、もう3年以上使っているsimplenote。PCならwindows/mac/ubuntu、スマホならandroid/iosのアプリがリリースされていて、多くのデバイスを扱う自分としては非常に重宝している。一方でデバイスごとにアプリの出来は若干の差があり、検索性能などで歯痒く思うこともなくはない。それでも非常に多くのことを覚えておかなければいけない昨今、外部記憶としてクラウドノートの性能は抜群で、私のパフォーマンスを支える重要なツールとなっている。
しかし、フリーであるが故の問題がたまに起きてしまう。それは使用に絶えないような不具合を意味する。完全に自分の記憶の一旦を担っているため、simplenoteが使えないと業務上非常に不便を強いられる。最初に起きたのは一年ほど前で、デバイスはwindows10。アプリストアからインストールしたsimplenoteがv1.2からv1.3へバージョンアップしたときにログインできない障害が発生した。何度試行してもログインできない一方で、他のデバイスでは普通にログインできてしまう。
幸いwindows10は幾つもデバイスを持っているので、他のwindows10を試してみると、まだv1.2のものはログインすることが出来る。今までは普通に使えていた訳だからね。そこでダウングレードを試みる。アプリストアのアプリはProgram Filesの下のWindowsAppsにあるらしい。デフォルトでは中を見れないのでフォルダのプロパティで権限を解放する。この中に『22490Automattic.Simplenote_1.2.1.0_x64__9h07f78gwnchp』というディレクトリがあったので、これを不具合が起きてるPCに移植して差し替える。無事にv1.2で起動して復旧した。
ここからしばらく安定して使えていたんだけど、先日今度はmac版で問題が起きる。v1.7からv1.8に上がったところで日本語表示に難が。変換・確定するまでは日本語が見えるんだけど、次の日本語を入力し始めると打ち込んだはずの日本語が消えてしまう。別のノートを1度表示して戻ってくると、入力した日本語が戻っている。記録になっているといえばなってなくはないんだけど、メモ用途としては使いものにならないほどの致命的な不具合。1年前のwindows版の不具合を思い出しながら、正直またかという落胆。
残念ながらmacは1台しか持っていないため、windowsのときと同じ作戦は使えない。旧バージョンをぐぐってみるが見つけらない。下手すると怪しいサイトで変なクリックしそうで、こういう作業は気疲れもする。macのApp Storeでダウングレードする方法を案内してくれるサイトもあったが、思ったより面倒そうで最後の手段にしたい。simplenoteをバックエンドにした別クライアントも探してみるが、無料で手頃なものは見つからない。うーん、八方塞がりか。そろそろOneNoteをもう一度評価してみるか。
諦めかけたところで、普通にsimplenoteのクライアントツールのgithubが見つかる。simplenote-electronでぐぐれば一発ですね。ここで各バージョンの各デバイス向けのアプリがすべてダウンロード出来る。もちろん実績のあるv1.7も見つかったが、せっかくなので安定最新ぽいv1.12をインストールしてみる。おお、日本語が打てるようになった!普通に戻っただけだけど。。。最近windowsで見かけるタイトルの『S』が表示されない不具合が起きてるような気がするけど見なかったことにしておこうw