コンセプトが非常に素晴らしいMirakurunサーバ、自分の想定している使い方に合わせていくには多少の改造は必要そうだけど、チューナーサーバと録画サーバを分離してくれたことは非常にありがたい。若干、Chinachuで使うことを前提とした構造に思えるので、もっと汎用的な位置付けのものになってくれると尚嬉しい。それでもPX-Q3PEについて言えば、OSを限定するが故に仮想化したいチューナー側と、仮想サーバが苦手とする録画処理を分離できるのだから、最強のソリューションと言っても過言ではない。... 続きを読む
Tag Archives: px-q3pe
録画サーバ構築 PX-Q3PE + Mirakurun 導入編
いい加減手離れかなあと思っていた録画サーバ。他にも作りたいものはいっぱいあるのに、何故かもやもやがやまず、ついつい触ってしまう。大抵は頭の中で改善される環境がぼんやり思い浮かんでいるのに、それを具体化できていなかったりするから。という訳で、きちんと頭の中の課題を整理してみる。PX-Q3PEはドライバの関係でCentOS6系に限定されるが、我が家では物理OSにCentOS7を使いたい。しかし、PX-Q3PEとKVM上で使うとI/O時にノイズが入ってしまう。どうすればよいか。... 続きを読む
録画サーバ構築 PX-Q3PE ノイズ対策完結編
気が付けば本当に1年以上もの間、録画サーバの構築に時間を割いてきた。他にもやりたいことが多い中で、これだけ時間かけるのどうなんだろうと思いつつ。その中でも最も時間を使っているのが、録画データのブロックノイズ対策。今までも筐体変えたり、受信感度調整したり、BIOS設定を網羅的に試したり、あらゆる可能性を調べてきた。中でもストレージのノイズに対する影響は大きく、別サーバにあるGlusterFSに書き出す形を取ることで、かなりノイズを減らすことができた。一見、ほぼノイズはないくらいなんだけど、それでも1時間くらい見ていると数回ブロックノイズが発生してしまう。... 続きを読む
録画サーバ構築 SH170R8+PX-Q3PE ノイズ対策編
もともとのSH170R8の位置付けはサーバ用途で購入したZBOX CI520+外付けディスクアレイと録画サーバ用途として購入したSH67H3を統合する事。GlusterFSとしての動作は特に問題なかったが、PX-Q3PEでの録画には何故かノイズが多かったので、SH67H3での運用に切り戻していた。そのときはCentOS7をkernel4系に上げていたので、それが原因かもと考えた。最近やっと、SH170R8でもCentOS7.2の標準kernelで構築できるようになったので、再び録画サーバとしての機能を移植してみる。... 続きを読む
録画サーバ構築 PX-Q3PE 故障対応編
夏に2台目のPX-Q3PEを購入したところ、1台目のBS受信感度に異常がある可能性に気が付いた。全く同じ放送経路にも関わらず、新PX-Q3PEの方はBSの受信感度が強過ぎるのに対し、旧PX-Q3PEの受信感度は明らかに弱い。そもそもの異常に気付いたのは、ちょうどテレビの契約をフレッツ・テレビからドコモ光テレビオプションに切り替えた頃なので5月頃まで遡る。旧PX-Q3PEを購入したのは去年末頃だったので、半年ほどで異常が起き始めた計算だ。当初は、疑うことなく切り替えの影響と考えていた。... 続きを読む
録画サーバ構築 Skylake+CentOS 断念編
後日、異なる事実が発覚したのでこちらを参照下さい(2016年10月追記)
結論から言うとSkylake機sh170r8でのCentOS録画サーバ運用は断念しました。あくまでSkylake+CentOS+PX-Q3PEを諦めただけで、Skylake+Win10+PX-Q3PEやSkylake+CentOS自体の運用は問題ない。Skylake機から録画サーバ機能は外したけど、GlusterFSを中心としたファイルサーバとして今後も利用していく予定。前回、録画サーバを作りあげてから一見まともに動いていそうだったので、実はPX-Q3PEを買い増した。念願の2台体制。作業効率上がった事も嬉しいんだけど、両ボードの差異を検証できるようになった事が大きい。そこで気付いたのが2つのボードでBSの受信感度に大きな違いがあることだった。... 続きを読む
録画サーバ構築 Skylake+CentOS 検証編
後日、問題が発覚したのでこちらを参照下さい(2016年8月追記)
Skylake機でLinuxを動かすにはkernel4系を使う必要がある。PX-Q3PEを利用するには必然的にKVMにデバイスパススルーするくらいの方法しかない。kernel4系でもデバイスパススルーが問題なく使えるかどうかを試してみる。前回、CentOS7.2をベースにkernel4.6を導入して無事Skylake機を起動させる事ができた。ただし、2回ほど不可解なネットワーク障害(OSからNICが見えなくなる)があった。いずれも再起動ですぐに直ったが詳細は未調査。ちょうどこの頃にkernel4.7がリリースされたので、試しにインストールしてみたが、残念ながら起動中にエラってしまった。このリリースはネットワーク周りの改善もあるらしいので、また時間のあるときに挑戦してみたい。... 続きを読む
録画サーバ構築 Skylake+CentOS 構築編
前回sh170r8でPX-Q3PEを使う筐体を組み上げた。今回はこのskylake機にCentOS7をインストールする。通常のCentOS7はskylakeに対応していないので、Kernel4系に変更したCentOSを用意する。kickstartでのCentOS7インストールをやるだけやってみたが、anacondaの起動途中でハングってしまった。kernel4系の動作検証機としてZotac AD11を使用する。このサーバには既にCentOS7.2がインストール済み。このkernelをまずは4系に変更してみる。kernel4系の最新は4.6。手順は以下。... 続きを読む
録画サーバ構築 Skylake+CentOS 準備編
最近自宅環境でもいろいろやり過ぎてサーバ環境がごちゃごちゃしてきた。これだけサーバやらディスクアレイやら動かしているとさすがに電気代も気になるし、何よりもUPSの電源ポートが足らなくなる。幾つかの機能を統合して筐体を減らしたいと思い始めていた。そこで目に止まったのがshuttleの新型機sh170r8。現行のsh67h3と同様のPCI Expressスロットが付いており、GD750-2GERTSPとPX-Q3PEは併用可能。一方、スマートカードリーダーPF-001CRは使えなくなるので、USB接続のスマートカードリーダーを用意する必要がある。カードリーダーを外に繋ぐのが美観的にイマイチなので、マザーボード上の内部USBピンを変換して接続し、カードリーダーも筐体内に入れるつもり。... 続きを読む
録画サーバ構築 CentOS+PX-Q3PE 障害編
前回、無事epgrecでの録画環境を完成させた訳だが、ここまでの道のりにおいてPX-Q3PEの運用に悩んだ事がなかった訳ではない。それは自分の環境が仮想サーバであることに起因する点もあるが、やはりPX-Q3PEは非常にセンシティブな製品であるからとも言わざるえない。仮想サーバで録画環境を構築した理由は、サーバを幾つも用意したくないからというのものあるが、物理構成の制約を軽減できるという点も大きい。PX-Q3PEのドライバがCentOS6にバージョンロックされている中でもPC環境の進化は止まらない。いつかはCentOS6では動作しない環境も出てくる。それでも仮想サーバであれば、そのホストOS上で永久にCentOS6を動かす事ができる。バージョンロックされいるからこそ仮想サーバで動かしておきたい。... 続きを読む
録画サーバ構築 epgrec UNA+PX-Q3PE 構築編
長々と続けてきた録画サーバ構築。今回、epgrec UNAの環境を作ることでサーバ側の基本的な準備が完成する。とはいえ、クライアントの視聴環境考えたり、CMスキップ考えたり、まだまだ環境の構築は続きそうだけど。epgrec構築の基礎的な部分は多くの人がまとめてくれたので自分はそこを割愛する。PX-Q3PEでepgrecを動かす上での注意点になるべく稿を割く。まず最初の問題がrecpt1にepgrec UNA用のパッチを当てること。これにはrecpt1のソースが必要で、foltiaにあるバイナリを流用という訳にはいかない。ぐぐった結果、github上にpx_drvリポジトリというPX-Q3PE用のrecpt1ソースが存在することを知る。... 続きを読む
録画サーバ構築 recpt1+PX-Q3PE 検証編
いよいよ録画サーバの構築を進める。Linuxで録画機能を動かすにはPX-Q3PEを認識させて、スマートカードリーダーでB-CASカードを読み込み、録画用のrecpt1というコマンドで録画を行う。もし、録画に失敗した場合は障害ポイントがそこかしこに存在するために切り分けが非常に難しい。そこでまずはwin10で動作確認を行い、次にfoltiaでも動作確認を行い、環境面での問題はないはずという状態を作り上げてから自作の録画サーバに取り組む。既に実績のあるfoltiaのPX-Q3PEドライバ(kernel module)とrecpt1があれば、自分で作ったCentOS6でも録画機能が動作するはずだ。... 続きを読む
録画サーバ構築 foltia+PX-Q3PE 仮想サーバ編
長い事ハードウェア・エンコードの検証をやり過ぎて本来の目的を忘れていた。エンコーディングがNVENCに決まって、もう全部終わったーと勘違いしていたほどw いい加減、録画サーバを構築すると言う本題に立ち返って次の作業に取りかかる。NVENCにはNVIDIAのビデオカードが必要なので、物理環境との依存関係が出来てしまう。無理に仮想環境やコンテナは使わず、大人しく物理サーバ上で処理させるつもり。物理サーバは最新のOSを使いたいので、CentOS6に限定される録画サーバは必然的に仮想サーバとなる(PX-Q3PEのドライバ的に)。録画機能に物理サーバ2台も用意するのはちょっと大げさだしね。という訳で、今回はCentOS7のホストにCentOS6のゲストを作って、そこで録画機能が正しく動作するかを試す。ハイパーバイザーはCentOS標準のKVMを利用する。... 続きを読む
録画サーバ構築 foltia+PX-Q3PE 検証編
録画サーバの構築に当たって、一旦はwindowsでシステムを作ってみた。感想としては想像以上によく仕上がっていて、このまま使い続けてもよさそうに思うほど。しかし、自分としてはリモートからのCLI管理を重視するため、Linuxでの運用も試しておきたい。ただし、今回選択したPX-Q3PEにはLinux用の公式ドライバが用意されていない。にもかかわらず、foltia ANIME LOCKERという有償ソフトはCentOS6でPX-Q3PEを動作可能にしている。初めてのシステムを作るときはとにかく成功パターンを確立する事。まずはこのソフトの評価版を使って、CentOSでのPX-Q3PE動作を確認する。このソフトはアニメ録画を中心とした作りになっているようなので、スポーツ/ドラマ/バラエティを録画したい自分としてはそのまま使い続けるかどうかも判断したい。... 続きを読む
録画サーバ構築 PX-Q3PE 検証編
やる事が多過ぎてなかなか進まない、録画サーバ構築。気になる事は全部片付けた上で少しずつ進めていくので、冗談抜きで1年くらいかかるかもしれない。今まではwindows10とCentOS7できれいに棲み分けていたので、構成管理もシンプルだったんだけど、録画サーバ作ろうとなってからその辺りもいろいろ見直す必要が出てきそうだ。win10とcentosのデュアルブートやCentOS6の利用など。それはそれでおいおいまとめるとして、そろそろチューナーボードの検討を進める。とはいえ、選択肢はほぼなくて販売終了して高価格化しつつあるPT3 Rev.Aか、安定性についての評価が分かれるPX-Q3PEだ。それぞれの利点欠点は以下。... 続きを読む