前々からGPUも使ってみたいというニーズがあり、今のサーバ構成の中でどのように実現するか悩んでいた。GPUの用途としては機械学習とマイニングを考えているので、出来れば高スペックなグラボを数枚用意したい。久々にNVENCの評価もできるし。現在は省スペースキューブPCのShuttle Sh170R8にM.2 SSDとSATA4本にチューナーボードまで刺しているので、タワー内は窮屈な状態。更にGPUを乗せるとなると1スロット幅のものに限られてしまう。元はと言えば、デスク脇に置くのを前提に小さい筐体を使ってきたが、今やウォークイン・クローゼット内の下部スペースに置いているので、そこまで小ささにこだわる必要もないか。
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という訳で、筐体ごと大きなものに変更しつつ、久々に個々のパーツも入れ替えていくことに。これを機に自宅環境をopenstackしたいので、この際ホストOSもUbuntuに入れ替えてみる。もちろんCentOSでも出来ない訳ではないが、コンテナ大好きな私はLXDを使ってみたかったのと、マイニング系の情報が割とUbuntuよりのため。サーバ系はKVMかコンテナでCentOSにすればいいだけだろうし。とはいえ、ここまで構築したchefのrecipeをUbuntu/CentOS両対応させるのは、ちょっとうんざりするけど。。。
さて、まずは筐体。マイニング系のトレンドから言えば、もはやケースは使わないという流れも。自分の場合は、あくまで研究用途のサーバついでにマイニングを試してみたいだけなので、ケースに収まる範囲で検討。マザーボードによっていは素でグラボ3枚刺せるようなものもあるので、とりあえずはそれくらいで充分かな。更にチューナーボードも刺す必要があるしね。また、OS領域とは別にopenstack用のceph領域を確保したので、M.2 SSDが2枚刺せるものが望ましい。SATAディスクは現時点で1台当たり4枚を扱っているので出来ればそれ以上の拡張余地があると嬉しい。
複数枚のハイエンドなグラボとこれだけのリソースを扱える筐体として排熱対策を重視する必要がある。ケースで囲い込まないようなオープンエアのテストベンチも視野に入れていた。しかし、この手の製品は意外とSATAディスクを多く扱えるものがない。結局探しに探して辿り着いたのが、CoolerMasterのHAF XB EVOという製品。レビュー見てもでかいでかいと言われているが、どうせ頻繁にメンテ作業するだろうし、3面の板が取れるのでオープンエアに近い状態でも運用できるし、自分の要望通り。
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同様に上記のリソースを扱えるマザーボードとして、ASUSのROG STRIX Z270F GAMINGを選択。価格コムでも人気っぽいし。ついでにCPUもKabyLakeのCore i3-7300に変更。LinuxでQSVを利用するにはCore i3以上の必要がある。この世代のQSV品質がどう変化したか検証してみたい。ちなみにメモリとM.2 SSDは余りもので賄う予定。電源ユニットはCorsairのRM1000xを用意。マザーボードから組み上げるのは数十年振りか。ちょっと不安もあるけど、久々の自作を楽しんでみようと思う。