もともとはBリーグを見るために契約したスポナビライブなんだけど、国際戦やら高校バスケやら何でもやってくれる、本当にありがたいサービス。ウインターカップも全試合放送してくれるっていうんだから太っ腹。オンデマンドで見れるし、初めて腰据えてじっくり見てみることにした。これだけ国内のバスケを見てるとNBAを見る時間があまり取れず、楽天TVの稼働率は非常に低い。数試合でいいからスポナビライブでNBAを扱ってくれれば、もう本当に最強なんだけどねえ。まあ、ソフトバンク系と楽天だから厳しいか。
自分が見始めた頃にはもう3回戦まで終わっていて、福岡大濠や明成といった主だったチームの試合から見てみる。大濠は北陸学園、明成は洛南とわりと面白いカード。どちらも途中は競る展開だったけど、終盤にはしっかり自分たちのペースを作って逃げ切る。こういうゲームで勝ち切れるチームっていうのは本当に強いチームだよね。あとは東京勢の試合を見ておいた。八王子学園は厚木東に対してリードする展開だったが、後半に追いつかれてしまって惜敗。実践学園は飛竜に対して、なかなかペースを掴むことが出来ずに破れしまう。残念。
準々決勝からは実況付きになるので、プレイヤーの名前が覚えやすくなる。まずは大濠対厚木東。サイズで上回る大濠が危なげないオフェンスで差を広げていく。サイズってやっぱり恐ろしいね。食い下がろうとする厚木東エースの東野のスピードが光っていたが、大濠がそのまま勝利。続く福岡第一は中部第一との対戦。前半はリードされて苦しい展開だが、徐々にペースを掴んで逆転。準決勝は福岡勢同士の戦いになる。うーん、福岡ってこんなにバスケ強かったのか。
明成は広島皆実と当たった。3回戦でそれほど目立たなかった八村が躍動。インサイドを完全に支配して44得点。こちらも危なげなく準決勝へ進む。厚木東も広島皆実も公立でベスト8まで頑張れるものなんだね、すごい。ここまで来るとサイズで押し切られてしまうのが悔しいけど。準々決勝最後は帝京長岡が飛竜を破る。このゲームはサイズはないもののスピードと3ポイントの祝が目立つ。運動能力の高い留学生プレイヤーとのスクリーンプレイも素晴らしく、まさに冨樫を思わせるプレイだった。
そして準決勝1試合目は大濠対福岡第一。序盤からペースを掴んだ福岡第一が終始リードを維持するも、4Qに2mプレイヤーの井上が奮起。連続得点で同点に追いつく展開を演出。最後は逆転まで持って行き、そのまま逃げ切った。大濠の勝ち切る力は本当にすごい。2試合目の明成と帝京長岡も帝京長岡ペースで進んでいく。特に前半は帝京長岡の3ポイントがよく入り、リードする展開。しかし、よく入り過ぎると後半にしっぺ返しが。後半はなかなか3ポイントが入らない中で、八村にインサイドを支配されてしまい、逆転を許してしまう。1試合で3ポイントの成功率を維持し続けるって難しいよね。ウォリアーズがいかに規格外かわかる。
という訳で、決勝は予想通り明成と大濠。激戦を想像していたんだけど、この試合も八村がインサイドを制す。序盤から明成が大きくリードを開き、主導権を握る。準決勝では逆転に繋がるプレイを見せた井上も八村相手だと、なかなか自分のプレイが出来ない。3ポイントの打ち合いになる場面もあったが、それでも明成が大濠を振り切り、雪辱を果たす。非常にバランスのよいチームだったなという印象でした。八村以外にも楽しみなプレイヤーがいっぱい。来年はどの大学に進むのかも注目だね。