Surfaceでデスクトップとノートを統合したはずだったのに、キャプチャや圧縮処理など時間のかかる処理用にバッチ用のデスクトップを用意してしまった。タブレットもSurfaceでカバーするはずだったのにiPad買ってるし、もう元の木阿弥。更に使っているモニターはBraviaなので、これもAndroid TVだったりする。これだけの端末が机上にあって、それぞれごとにマウスやキーボードを用意するわけにはいかない。モニターはBraviaの入力切替で対応すればいいんだけど、マウスとキーボードも何らかの方法で共有する必要があった。
大昔はモニターとマウスとキーボードを一括で切り替えるようなスイッチを持っていたんだけど、わりと高くつくし、不安定になることもあって、今更買う気にもなれなかった。意外とケーブルもかさばるし。さくっとぐぐって出てきた、価格も手頃なELECOMのKM-A22BBKという機器を買ってみた。さすがにUSBを切り替えるだけなので、何の問題もないというか、想像通りに2台のPC間で切り替えながらマウスとキーボードを使用することが出来た。しかし、問題だったのはやはりケーブリング。長ったらしいケーブルが机上にごちゃっとしてしまってイマイチ。スイッチもひっくり返ったりするし。
それでもそこまで困ることもなく、しばらくこの製品を使い続けていたんだけど、よくよく考えたらWindows間のデバイス切り替えだし、物理的な方法でなくてソフトウェアでもいけるような気がしてきた。そういえば、以前はSynergyというソフトを使って、3台くらいでポインティング・デバイスを共有していたな。意外と設定が面倒で、再インストールを繰り返すうちに入れるのをやめてしまったけど。久々にこの手の情報を調べてみると、どうもSynergyは有料化してるっぽい。その代わりとしてShare Mouseというソフトがあるようだ。
早速それぞれのPCにShare Mouseを入れて起動すると、即座に両者を認識し合ってくれた。これは楽。画面端を越えると、隣のPC操作に移るという動作もSynergyと代わらない。しかし、2台目の方ではポインタが見えない。クリックすると反応はあるので、動作はしているっぽいけど。ぐぐるとマウスを刺さないと見えないという情報があったので、古いマウスを刺してみるとポインタが見えた。これは。。。若干ポインタの移動がカクつくのも気になるし、隣のPCに移る際に移動元PCにポインタが残ってしまうのも気に食わない。もう少し他の方法を探る。
次に見つけたのはMicrosoft Mouse without Bordersというソフト。Microsoft純正というだけあって、Windows間でしか使えない。Win-Mac間で使う人はShare Mouse一択だけど、Windows同士ならこちらで問題ない。早速2台にソフトをインストールして1台目でSecurity Codeを表示、それを2台目の方に登録すると認識・・・って、invalid codeでエラーになっちゃう。入力値は正しいはずなのに。ぐぐったり悩んだりした挙句、1台目のプロセスを再起動させて、もう一度Security Codeを表示。違うものになってる。それを改めて2台目に入力すると・・・認識した!
エレコム キーボード・マウス用パソコン切替器 KM-A22BBK[KMA22BBK]
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2台間のマウスの動きは、こちらの方がはるかに自然で移動元にポインタも残らない。2台目側にマウスを刺していない状態でもポインタが表示される。 これは当たり前だと思いたいけどw Windows同士で使うなら完全にこちらが上位互換。これだけスムーズに動いてくれた物理的に切り替える必要はもはやない。まあ、OSが立ち上がる前のBIOS操作とかは出来ないだろうから、そういうときは刺し直さないといけない。とはいえ、BIOS操作なんてごく稀だから、そういうときだけ物理的に対応すればよい。通常用途ならこれで充分なはず。
唯一問題になったのが、動画キャプチャの始め方。録画時には余計な入力が起きないように、開始と同時にマウスとキーボードを切り離す対応をしている。物理的な切り替え器ならUSBを抜くだけでよかったんだけど、このソフトの場合はどうすればよいのか。録画PCで開始後に、もう一方のPCに操作を移して、録画PCを操作系から切り離せばいいんだけど、その際にどうしてもマウスを動かす必要がある。これが自分の使い方にはどうしても合わなかった。今回は一旦元の切り替え器に戻して、また時間のあるときに良い方法を考えよう。