CentOS7 GPUマイニング Monacoin編

CentOS7にてZCashとEthereumのマイニングに成功したので、次はMonacoinに挑戦してみる。著名なアルトコインに比べれば時価総額は低めだが、2ちゃんねる文化に馴染みのある人なら少なからず興味を持つはず。時価総額が低いコインの方が成長過程と捉える見方もあるしね。それらはともかくとして、アルゴリズム的にgtx1080系との相性がいいので、それらのGPUを持っているなら一度は試してみておきたい。gtx1080と1070の価格差を埋めるような性能差がないと、1080を買った意味がなくなっちゃうからね。

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さて、そのMonacoinだが、ZCashやEthereumと異なり、Monacoinはcoincheckにウォレットがないので、bitFlyerに口座を開設した。まあ、そうでなくても現時点でcoincheckを使う人はいないだろうけど。マイニングプールもnanopoolでの取り扱いがないので他を探す必要がある。幾つか選択肢があるようだが、nanopoolの次くらいによく目にするsuprnova.ccを使ってみることにした。この辺りが今までのZCashやEthereumと異なる部分になる。とりあえずsuprnova.ccを見てみる。

mona.suprnova.ccを表示したら右上のGuestをクリックしてSign UPを行う。登録が済んだら、左ペインメニューのMyAccountのMyWorkersで新たなworkerを登録する。名前とパスワードを設定するだけ。ついでにEdit AccountでTimezoneをAsia/Tokyoに変更したり、Payment Addressを登録しておく。bitFlyerでログインして左ペインメニューの入出金をクリック。上部に表示されるMONAお預入というボタンをクリックすると、Monacoin用のウォレットアドレスが表示されるので、これを設定していおく。

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ZCashやEthereumの場合は払い出しウォレットアドレスを固定した形で掘ることになるので、ウォレットアドレスを変更したくなった場合は、Paymentが行われてから切り替えるか、あるいはminimum payoutに達していない報酬を諦めて変更しなければいけなかったが、Monacoinはプールに対してPayment Addressを設定できるので、いつでも自由に変更可能となる。coincheck事件みたいなことがあった場合、すぐにウォレットアドレスを変更する必要が出てくるので、こういう形であれば柔軟に対応できそうだ。

準備が整ったところでマイニングソフトの設定に入る。適当にぐぐって見つけたサイトのccminerを使おうとしたら、ソースコード書き換えないとコンパイル通らないわ、コンパイル通っても効率最悪だわで散々でした。このツールを使うとgtx1080の採掘効率は1070の半分程度で絶望。しばらくMonacoinはなかったことにして生活していた。しかし、ethOSを使っている友人曰く、Monacoinの採掘はgtx1080使えば相当効率がよいらしい。自分の調査に不備があったのかと思って調べ直す。

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そして、改めて辿り着いたのがccminer-2.2-mod-r2というバージョン。ものは試しということでとりあえず動かしてみる。自分が触った時の最新CUDAは9.1だったんだけど、これだとコンパイルが通らず。CUDA9.0にダウングレードしたらコンパイルすることができた。両方ともインストールしている人であれば、/usr/localにcuda-9.0およびcuda-9.1が存在するはずなので、symlinkを張り替えるだけでバージョンを変更できる。具体的には以下のコマンドでコンパイルを通した。

export PATH=${PATH}:/usr/local/cuda/bin
yum install -y openssl-devel libcurl-devel libstdc++-static
cd /usr/local/src
wget https://github.com/Nanashi-Meiyo-Meijin/ccminer/archive/v2.2-mod-r2.tar.gz
tar xf v2.2-mod-r2.tar.gz
cd ccminer-2.2-mod-r2
./autogen.sh
./configure
make

無事コンパイルが通ったら、カレントディレクトリにccminerというバイナリができているはず。このバイナリを使って、以下のコマンドでマイニングを始めてみる。suprnova.ccでSigh upした際に設定したUSERNAMEと、その後に作成したWORKERNAMEとそのパスワードが必要となる。思い出しながら間違いないように設定しよう。

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./ccminer -a lyra2v2 -o stratum+tcp://mona.suprnova.cc:2995 -u USERNAME.WORKERNAME -p PASSWORD

ここまでくれば、あっさりと動作してくれるだろう。マイニング効率も以前動かしたものに比べれば段違いで、数字で言えば7倍近い性能。もちろんgtx1070よりも高い効率が出るようになったので一安心。cuda数の多いGPUであれば、Monacoinの採掘も充分選択肢にしてよいと思う。ちなみにまだPayoutの設定はできていないので、suprnova.ccのMyAccount > Edit Accountの設定で手動支払いをするか、任意のlimitで自動支払いするかを設定しておく必要がある。ずんどこ掘りましょう!

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