evernote 実質有料化! onenote に移行してみた

既に3年以上使い続けてきたevernoteに別れを告げる日が来た。今回のevernote実質有料化には大いに驚かされた。無料ユーザーは2端末までという制限、どれくらいの人が受け入れられるのだろうか。自分はスマホだけでもxperiaとiphoneがあり、ノートPCもMac book airとVAIO Duo。それにデスクトップのwindowsが予備も含めて4台ほど。とてもじゃないが2端末ではお話にならない。3年間で貯めてきたメモは1000枚以上にも及ぶ。無料、無料と言いつつ依存度が高くなったところで有料化に踏み切る。そうせざる得ない背景もわからなくはないが、それでもクラウドアプリに対する不信感が強くなってしまう。

もともとこういうことを恐れてなるべく自前でシステムは用意してきた。evernoteも大事な情報が集中し過ぎてしまったので、もう少し自分で管理できるようなシステムに乗せ替えられないか何度か調べてきた。今回の有料化を機に前々から気になっていたMicrosoftのonenoteを使ってみることに。1000枚のメモがあるので移行も一苦労という中で、onenoteには移行ツールが用意されているのも試してみるきっかけになった。インポートツールは特に何の問題もなく、ほとんどのデータを移動できた。ノートブック単位で移行対象を選択して実行するだけ。

並び順がぐちゃぐちゃになった感じがしたが、更新日ではなく作成日で並べられてしまったのかもしれない。それ以外にも何で?っていうような位置に移動しているメモもあったが。あと、なぜか1枚だけメモが消失していた。メモ数はevernoteで見てもonenoteで見ても一緒なのだが、どうしてもonenote側では見つけられず、大事なメモだったのでコピペで移植した。このメモは重要なものだったので気付いたが、実は他にも移行漏れがあるのかもしれない。2端末では引き続きevernoteが使えるので、気付いたら都度手動で移植かな。

windows機の場合はマイクロソフトアカウントを用意する必要がある。gmailアドレスで作ることができた。それと同時にwindowsのログインもマイクロソフトアカウント対応になってしまった。win10からはチャイルドアカウントがマイクロソフトアカウントでないと設定できなくなっていたので、よい機会かな。と思ったが、ファイルサーバにもマイクロソフトアカウントでアクセスしてしまうらしく、いつものディレクトリにアクセスできなくなってしまった。資格情報マネージャで設定を加えることで回避できるらしいので、今度試してみよう。

続いて、mac機でのonenoteインストール。onenoteはmac os 10.10以上でなければ使えないらしい。これもよい機会ということで10.11.5に引き上げた。ライブ変換とか見慣れない機能に悩まされながら、やっとonenoteをインストールする。覗いてみると、windowsと同じメモにアクセスできた。よしよし。さて、実際のメモ帳機能だが、evernoteとは大小の違いがあるので、全く同じ使い方という訳にはいかない。だが、その使い勝手はそれほど悪くはない。検索については、evernoteが微妙なところで区切ってOR検索になってしまうのが嫌だったので、onenoteの方が自分の直感に近くなったと感じている。

1番困っているのはフォントのバグで既定フォントは設定できるものの、勝手に違うフォントに変わったり、サイズが変わったりしてしまう。あまりにも適当なタイミングで起きるので、発生するきっかけすら絞り込めない。また、自分は単純テキストでのメモをこよなく愛しているのだが、テキストだけ貼り付けというのがショートカットではできない。evernoteだとctl+shift+vとかで出来たのだけど、onenoteだとマウスでプルダウンを出してクリックするような形。これは早々にショートカットを用意して欲しい。フォント問題の方が優先度高いけどね。

並び順も更新日で変更されたりしないので、手動で整理する必要があるみたい。幾つかオプションが欲しいところ。windowsとmacでページ一覧の表示が逆なのも意味がわからない。windowsは左列に表示されるのみ、macは右列に表示されてしまって変更方法もわからない。これは誰得なの?とまあ、言い出すといろいろ問題がありそうに思うかもしれないが、基本機能はしっかりしているので使い続けてみてもいいかなと思っている。容量不足になったらOneDriveを課金しなければいけないんだけど、dropboxをやめてOneDriveにすればいっか、みたいな。とにかくこの追い風を機に利用者は増えるだろうから、フォントバグだけは早々に直して欲しいです。よろしくー。

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