FIBA バスケットボール W杯 2019

史上最強の誉れ高き、八村と渡邊率いる日本代表が挑戦したW杯はなかなか厳しい結果に終わった。今までよりも注目を集めた分、批判も多いような気がする。ただ、個人的には本戦参加が絶望視される中での大躍進が出来ただけでも充分なんだけどね。32国中31位というのも、アジアチームが他のアジアチームから勝ち点を取れているのに対して、組み合わせが悪かっただけとも言える。そうは言っても八村がいれば結果は変わったかもしれないから、そういう点での反省は必要かもしれないが。

敗因としては日本バスケと世界レベルの戦術的な乖離が挙げられている。本戦前の練習試合から気になってたけど、スリーポイントでの失点がとにかく目立つ。一方の日本はあまりスリーポイントを積極的に打てていない。ピュアシューターがロスターの中にほとんどいなかったという点を差し引いても、もっともっとスリーポイントの試投が欲しかったように思う。逆に言えば、スリーポイントが高確率だと競るゲームになっている。体格的・運動能力的に劣る日本だからこそ、スリーポイントを絡めた戦術を一層磨いてほしい。

とはいえ、残酷な現実を知れたのはプレーヤーにとっても視聴者にとってもよい勉強になったと思う。初戦のトルコ戦では、NBAで見慣れたイリヤソバが出場してたが、そのディフェンス力はNBAで見てるものよりも遥かに高く感じた。NBAが誇るスーパーマンたち相手だとイリヤソバも試合に対する影響力をそこまでは感じないが、今回のトルコ戦では、圧倒的なディフェンダーとして日本に立ちはだかった印象だった。しかも、隙を見せると高確率でスリーポイントも入れてくるという。。。

彼のようなディフェンスにおける支柱のいないチェコ戦では、八村もある程度自由にプレーすることが出来た。それでもなかなか追いつけないのは、やはりスリーポイントの試投数のところで差が出たからだろうか。また、スタッツ的にはリバウンド数は拮抗しているものの、やはり体格的に勝るチェコにオフェンスリバウンドを取られてしまっている印象が強い。せっかくディフェンスを頑張ってタフシュートを打たせてもリバウンドが確保できずにセカンドチャンスポイントを与えてしまうと追い付くのは難しい。

そして、最大のチャレンジとなるアメリカ戦。ご存知の通り、NBAが誇るスーパースターたちは欠いているものの、それでもその実力は折り紙つき。立ち上がりの日本勢は硬くなっているのか、本来入れられそうなシュートすら落としてしまう。尋常でないプレッシャーの中、普段より更にエネルギッシュにプレイするため、その力みがミスに繋がってしまう。バスケの難しいところだよね。慣れてくると徐々に馬場や渡邊の得点は伸びてきたので、全力以上での得点という代え難い経験値を得られたことと思う。

そして、この試合で八村にマッチアップしたのはハリソン・バーンズ。ウォリアーズにいた頃のプレイくらいしか記憶にないけど、カリーやグリーンに比べるとそこまで目立つプレーヤーではなかった。しかし、彼もこの試合では強烈なディフェンダーとして八村を抑え込む。しかもオフェンスにおいてはスリーポイントだけでなく、ドライブもすさまじい。何ていうか、NBAのディフェンシブプレーヤーって本当に上手なんだなと学ばせてもらいましたw その八村も豪快なダンクで爪痕は残しておいたけどね。

何はともあれ、絶望とも思われたW杯本戦を経験出来たことは何より。国際戦すらほとんど行えていなかった頃を思い返せば、素晴らしい躍進とも言える。とにかく来年には東京オリンピックがあるので、そこに繋げることを優先してほしい。Bリーグでもワイドオープンからのスリーポイントを戦術的に増やして、そのスリーポイント精度をあげると共に、スリーポイントに対するディフェンス力も引き上げてほしい。東京オリンピックではスリーポイントの打ち合いになるくらいのつもりでお願いします!

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