仮想通貨のマイニングを始めてみると、スケールさせる上で場所や電力などの環境面の問題にぶち当たる。もよりの安アパート借りてマイニングファーム化することも考えたんだけど、相場のアップダウンが激しい仮想通貨で、そこまで思い切った投資はしにくい。しかも冬はともかく夏になったときの熱問題がどれほど深刻なのか想像しづらいという事情もあった。そこで夏に向けて、自宅のマイニング設備をクラウドマイニングへ移設しておくことを考えた。
仮想通貨ブームが落ち着いた現在、マイニングがそこまで儲かるものなのかどうかは読めないが、ぶっちゃけ儲からなくてもトントンくらいであれば試してみてもいいかもしれない。冬の時点での見積もりはもっと強気だったので、倍くらいになる可能性も計算していたんだけどねw 最も恐ろしいのは運営会社がサービスを中断してしまうこと。マイニングは長い期間をかけて投資を回収していくモデルなので、とにかく信用できそうなサービスを選択する必要がある。
現時点で有名どころのクラウドマイニングはGenesis MiningかHashFlare。どちらでもよかったんだけど、若干安かったGenesis Miningを選択。アフィリエイトコードを入力すれば3%引きになるし。当時はBitcoinは申し込み不可で可能だったのがEthereum。ご存知の方も少なくないと思うが、EthereumはPoWでなくなる可能性があり、その場合にどうなるかが気がかりだった。Genesis Miningは別の仮想通貨を掘らせてくれると明言してくれている。
3%引きのプロモーションコード : YUFH8v
という訳で、今回はGenesis MiningでEthereumとZCashを契約してみた。どちらも自宅マイニングで扱っていた経験があり、コスト換算に慣れていたから。Ethereumの初期投資額はGPU代と2年分の電気代を先行払いするくらいの価格感。クラウドマイニングは電気代不要なんてのは幻想だね。しかも自宅マイニングであれば設備不要になった時点で売って投資回収できるが、クラウドマイニングだとそれも出来ない。環境が許せば自宅マイニングの方が効率はよいだろう。
ZCashについてはGPU代と2年分の電気代以上のコストを負担することになる。それこそ自宅マイニングの方が遥かに効率よくなるのだが、それでも投資対効果はEthereumより上になる。ZCashのマイニングによる報酬が大きいためだ。ZCashはなるべく自宅設備でマイニングして、GPU数が多くなるEthereumをクラウドマイニングするのが効率的かもしれない。マイニング設備の発熱による生活環境の悪化は、投資設備の回収を諦める気に充分させてくれる。クラウドマイニングの価値は高い。
Genesis Miningの問題点は冬に購入した設備が実際には春から稼働すること。最近になってやっと報酬を受け取れ始めた。マイニングの報酬額はよくある見積もりサイトで計算される通りのものだった。事前にシミュレーションしていた通り。報酬は仮想通貨で支払われるので、現在の相場では2年で若干の黒字程度だが、景気のよいときに換金すればもう少し黒字幅を増やせるだろう。ダッシュボードの単位がドルになっている理由がよくわからないけど。仮想通貨の単位で表示してくれる方がいいのに。
マイニングが開始される直前に、報酬が支払われるウォレットを設定したんだけど、なぜか登録できなかった。恐る恐る日本語でサポートに問い合わせてみたら、数時間後に英語で返信があった。どうやら一部機能のメンテ中だったために更新できなかっただけで、今はもうできるとのこと。そういうことはケチらずにアナウンスしてほしいものだけど。その後は問題なく設定できたので、サポートもきちんと機能しているみたい。とにかく2年間無事にサービスが続いてくれることを祈るばかりだ。