この12月からdocomoが始めたdポイント。pontaとも等価交換できるので、Tポイントや楽天ポイントなど、共通ポイント系の新たな勢力となる。もともとdcmxと呼ばれていたdocomoのクレジットカードがこの度、dカードとして生まれ変わった。11月の終わり頃からdcmxユーザーは無料の切替が可能だったので、即座に申し込んで既に新しいカードを入手している人もいる事だろう。このdカードは一定の条件下で素晴らしいパフォーマンスを発揮するので、今回はその話をまとめてみる。
以前、最も安全性の高そうな三井住友VISAのカードのみをメインカードとして利用していたが、最近のポイント高還元系のカードを使ってみたくてカード運用そのものを見直すことにした。最初に探したのは、ゴールドカード以上でポイント高還元のもの。そこまでゴールドにこだわる必要もなかったのだが、メインカードなので一応。ただし、今回はポイント高還元が優先なので、その条件を満たせないならゴールドすら諦めるつもり。
探してみればわかるのだが、一般カードであれば高い還元率を誇るカードが幾つか存在するが、ゴールドカードだとそういうものはほぼない。唯一選択肢になりえたのがdocomoのdカードGOLDという訳だ。
このカードは標準の1%ポイント還元だけでなく、ケータイ購入優待券のプレゼント(GOLDのみ)がある。1年目は5400円分限定だが、翌年からは通算利用金額100万円で1万円分、200万円で2万円分のプレゼントとなる(1%相当)。自分のように毎年携帯を買い替えるような人間にとっては、200万円までであればポイント+優待券で実質2%の還元と考えることが出来る。また、ネットショッピング向けのポイントアップモールも利用可能で、ベース2%還元と考えればモールを利用した還元率も、他のカードに比して最大となる可能性が高い。加えて、dポイント化に伴うponta連携、ローソン及びマクドナルド等での3%ディスカウントも魅力となる。
更には、docomoの月額料金から10%ポイント還元(GOLDのみ)となる上に、ケータイ補償まで付いてくる。年会費10800円を取られるが、この辺りのサービスを上手く使うことで年会費の相殺はそれほど難しくないはず。例えば、家族カードが無料なのでdカードGOLDを2枚持ち、2台分のあんしんパック(500〜600円)を打ち切れば、充分年会費分の費用を浮かせることが出来る(厳密にはあんしんパックのケータイ補償の方が適用範囲が広いので注意)。
こうなると他の月額費用もdocomoに寄せることでポイント還元効果を高めていきたくなるのが人情というものw それでインターネット回線もドコモ光に切り替えた訳なんですね。よほどの大口でない限り、ドコモ光そのもののディスカウントレートはわずかだが、そこに10%還元が加わるとコストカット効果も多少は出てくる。ついでに調子乗ってひかりTVも導入したんだけど、これは残念ながらポイント還元の対象ではない。まあ、スカパー光からひかりTVにしただけでも充分ランニングコストは安くなるんだけど。
とはいえ、dカードもデメリットがない訳ではない。極めてdocomo依存の高い契約になってしまうので、キャリア変更が難しくなってしまうのが問題。携帯電話もインターネット回線もそれぞれのタイミングで2年縛りを受けてしまうため、違約金を払わずにキャリアを変更するとなると、かなり頭を痛めることになる。私自身、携帯・固定共にネット回線の品質を重視しているので、この自由度が奪われることが最後まで頭の隅に引っかかっていた。が、きっと数年のうちに2年縛り問題も何とかなるだろうと楽観することにした。
という訳で、ゴールドカードなのにポイント還元率の高い『dカードGOLD』の紹介でした。200万越えたらどうするのさ、という点が放置されているが、それはまた次回。