初めて購入した本格的なGPUノートPC。NVIDIAのモバイルGeforceが搭載されている方が多い中で、このPCはRadeonのGPUが内蔵されているIntel Core i7-8705GというCPUが搭載されている。GPUはRadeon RX Vega M GLになる。ちなみにCPUそのもののIntel版内蔵GPUも付いていて、それはIntel HD 630。何だかややこしいね。おいおい外付けでGeforceを使うつもりなので、内蔵GPUはRadeonというのも面白いかなと。GPUエンコードやマイニング等の検証ではずっとGeforceを使ってきたので、久々のRadeon。果たしてどれくらい変化しているのか。
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先述した通り、早速再構築をしたんだけど1時間以上かかったので、試す人は覚悟してから臨んで下さい。セットアップがてら触ってみると、キーボードにテンキーがあることに驚く。言われてみれば15インチのノートって買うの初めてなんだけど、テンキーとか普通なんでしたっけ。テンキーなんてあっても使わない自分にとってはむしろ邪魔になるくらいで、右上のバックスペース使うつもりが、テンキー押してたりするから慣れが必要。数種類のノートを使い分けてる人は全部同じ配置であって欲しいよね。
タッチパッドは広くて使い易いんだけど、たまにキーボードを打つ左手が乗ってしまって誤操作が起きたりする。これも慣れると徐々に減ってくるけど。最近はタッチパッドもタップでしか使わないんだけど、そのタップが若干反応悪いような気がする。SurfaceやMacbookのタップが反応良過ぎなのかな。まあ、画面のタッチ操作が出来るから、それを併用すればそこまでストレスは貯まらない。新しいキーボードとタッチパッドを慣らしつつ、いつもの通りのセットアップ作業を進めていく。
ブラウザやクラウドノートなど、標準的なアプリのセットアップが終わったところで、幾つかゲームをやってみる。Steamで購入済みのゲームをインストールして軽く動かしてみる。思ったよりも頑張って動いてくれて、バイオハザード6くらいだったら普通に動いてしまった。しかも4k解像度で。序盤しかやらなかったので、混み入った場面だと処理落ちとかあるかもしれないけど。調子乗ってストリートファイターVも動かしてみたけど、こちらはスローになってしまってお話になりませんでした。とはいえ、思ったよりは動くということで。
ちなみに任意のアプリをRadeonで動かす設定は、画面の右クリックからRadeon RX Vega M 設定で出来る。少なくともここでアプリを認識してくれないと指定が出来ない。ディスレプイの設定>グラフィックの設定でやるのはGeforceだけだったんだね。また、電源の詳細でパフォーマンスを最大化にしておく必要もある。電池を節約するときにはIntel HDを使うと言うことなんだろうけど、このGPUの使い分けがありがた迷惑というか、なくてもいいのにと思う時も。具体的な設定方法は以下。
WIndowsボタンを右クリック>電源オプション>電源の追加設定>プラン設定の変更>詳細な電源設定の変更>切り替え可能なダイナミックグラフィック>グローバル設定
電源に接続:パフォーマンスを最大化
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最後に本命のNox Playerをインストール。Windowsで動作するAndroidエミューレータ。何をやるかはご想像に任すとして、こいつを手元のノートで動かしたいがためにGPUノートを買ったようなものw Surfaceでは絶望的だったし。という訳で起動してみるが、どうもGPUを使っていない様子。右下の常駐リストにあるNOXアイコンを右クリックしてシステム情報を開く。ここで確認するとグラフィックカードが無効になっている。Radeon RX Vega M 設定にはNoxが表示されずGPUを固定することもできない。
しかし、タスクマネージャでGPUのパフォーマンスを確認するとRadeon使ってそうにも見えるし、ちょっとカクつくこともあるけど充分遊ぶことは出来るので、ぎりぎり目標は達成かな。グラフィック設定とかフレームレートを落とせば快適に動かすことも可能でしょう。よくも悪くも複数のGPUを使い分けてしまうことがGPUノートの特徴。これが問題ない人はGPUノートでもいいかもしれません。私としては使い慣れたGeforce内蔵ノートにすればよかったかなと後悔。せっかくだからもうしばらく知見を貯めてみるけど。