最近自宅環境でもいろいろやり過ぎてサーバ環境がごちゃごちゃしてきた。これだけサーバやらディスクアレイやら動かしているとさすがに電気代も気になるし、何よりもUPSの電源ポートが足らなくなる。幾つかの機能を統合して筐体を減らしたいと思い始めていた。そこで目に止まったのがshuttleの新型機sh170r8。現行のsh67h3と同様のPCI Expressスロットが付いており、GD750-2GERTSPとPX-Q3PEは併用可能。一方、スマートカードリーダーPF-001CRは使えなくなるので、USB接続のスマートカードリーダーを用意する必要がある。カードリーダーを外に繋ぐのが美観的にイマイチなので、マザーボード上の内部USBピンを変換して接続し、カードリーダーも筐体内に入れるつもり。... 続きを読む
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録画サーバ構築 CentOS+PX-Q3PE 障害編
前回、無事epgrecでの録画環境を完成させた訳だが、ここまでの道のりにおいてPX-Q3PEの運用に悩んだ事がなかった訳ではない。それは自分の環境が仮想サーバであることに起因する点もあるが、やはりPX-Q3PEは非常にセンシティブな製品であるからとも言わざるえない。仮想サーバで録画環境を構築した理由は、サーバを幾つも用意したくないからというのものあるが、物理構成の制約を軽減できるという点も大きい。PX-Q3PEのドライバがCentOS6にバージョンロックされている中でもPC環境の進化は止まらない。いつかはCentOS6では動作しない環境も出てくる。それでも仮想サーバであれば、そのホストOS上で永久にCentOS6を動かす事ができる。バージョンロックされいるからこそ仮想サーバで動かしておきたい。... 続きを読む
録画サーバ構築 epgrec UNA+PX-Q3PE 構築編
長々と続けてきた録画サーバ構築。今回、epgrec UNAの環境を作ることでサーバ側の基本的な準備が完成する。とはいえ、クライアントの視聴環境考えたり、CMスキップ考えたり、まだまだ環境の構築は続きそうだけど。epgrec構築の基礎的な部分は多くの人がまとめてくれたので自分はそこを割愛する。PX-Q3PEでepgrecを動かす上での注意点になるべく稿を割く。まず最初の問題がrecpt1にepgrec UNA用のパッチを当てること。これにはrecpt1のソースが必要で、foltiaにあるバイナリを流用という訳にはいかない。ぐぐった結果、github上にpx_drvリポジトリというPX-Q3PE用のrecpt1ソースが存在することを知る。... 続きを読む
録画サーバ構築 recpt1+PX-Q3PE 検証編
いよいよ録画サーバの構築を進める。Linuxで録画機能を動かすにはPX-Q3PEを認識させて、スマートカードリーダーでB-CASカードを読み込み、録画用のrecpt1というコマンドで録画を行う。もし、録画に失敗した場合は障害ポイントがそこかしこに存在するために切り分けが非常に難しい。そこでまずはwin10で動作確認を行い、次にfoltiaでも動作確認を行い、環境面での問題はないはずという状態を作り上げてから自作の録画サーバに取り組む。既に実績のあるfoltiaのPX-Q3PEドライバ(kernel module)とrecpt1があれば、自分で作ったCentOS6でも録画機能が動作するはずだ。... 続きを読む
録画サーバ構築 foltia+PX-Q3PE 仮想サーバ編
長い事ハードウェア・エンコードの検証をやり過ぎて本来の目的を忘れていた。エンコーディングがNVENCに決まって、もう全部終わったーと勘違いしていたほどw いい加減、録画サーバを構築すると言う本題に立ち返って次の作業に取りかかる。NVENCにはNVIDIAのビデオカードが必要なので、物理環境との依存関係が出来てしまう。無理に仮想環境やコンテナは使わず、大人しく物理サーバ上で処理させるつもり。物理サーバは最新のOSを使いたいので、CentOS6に限定される録画サーバは必然的に仮想サーバとなる(PX-Q3PEのドライバ的に)。録画機能に物理サーバ2台も用意するのはちょっと大げさだしね。という訳で、今回はCentOS7のホストにCentOS6のゲストを作って、そこで録画機能が正しく動作するかを試す。ハイパーバイザーはCentOS標準のKVMを利用する。... 続きを読む
録画サーバ構築 NVENCエンコード Linux編
長々と続けてきたエンコード検証もいよいよ最後、LinuxでのNVENCを試してみる。使うグラボは前回同様elsaのGD750-2GERTSP。NVENCはffmpegで利用する事になるが、ここまでのところffmpegについてWindowsとLinuxでの有為な差は見受けられないので、おそらく性能面では前回のWindows編と大差ないだろう。どちらかと言うとLinuxでの環境構築可否や手順の容易さが主な評価対象になるかもしれない。デュアルブートにしてあるsh67h3を今回はLinuxで起動する。公式からLinux用のドライバを検索してダウンロード。そのファイルを実行するとドライバのインストールウィザードに入るので適当に答えて完了させる。続いて、公式からcudaのtoolkitを見つけて、これもダウンロードしてインストール。... 続きを読む
PlayMemories でのデータ取り込み
前回、PlayMemoriesで管理するメディアディレクトリの整理とネットワークドライブの対応を完了させた。写真や動画の具体的な補完先はLinuxサーバで、glusterfsによって冗長化したボリュームをsambaで開放している。PlayMemoriesの機能を使ってメディアを取り込めば、自然とその冗長化されたボリュームにアップロードされる仕組み。更に、そのルートディレクトリをdropboxデーモンで監視しており、ファイルの追加と同時にdropbox側にも同期される。メディアファイルの冗長化という意味では、やっと自分の理想を叶える事が出来た。あとはアップロード方法を確立出来れば仕組みとしては完成。... 続きを読む
録画サーバ構築 NVENCエンコード Windows編
待ちに待ったNVIDIAのGeForceが手に入ったので、いよいよNVENCの検証を進める。録画サーバ用に使っているSH67H3は電源容量とスロットに余裕がないので、省電力かつ1スロットのグラボが望ましい。elsaのGD750-2GERTSPというボードを使ってみる。うちのSH63H3は300W電源なので、それでも電源容量に不安があるため、一時的にSSDやメモリ、DVDドライブを外して最小構成に。NVENCの利用方法はffmpegを使う方法が多そうなので、Windows用のffmpegを用意する。どうやらLinuxでWindows用のffmpegをコンパイルできるらしい。ffmpeg-windows-build-helpersを使ってffmpegを準備する。... 続きを読む
ミラーレス一眼カメラ DMC-G7H レビュー
わりと勢いで買ってしまったDMC-G7H。注文後、翌日には届いたので早速使ってみる。買ってみてから、レンズフィルターや液晶保護フィルムの買い忘れに気付いた。それらはまだマシな方で問題はSDカード。これないと何も出来ないじゃん。マニュアルを見てみると対応しているのは64GBまで。自宅内の余っているSDカードを探してみるが手頃なのがない。xperia z3 tabletで使おうと思って、間違えて買った128GBのSDカードならあるんだけど。ダメ元で刺してみると意外にも認識してくれた。カメラと言えば、Sonyのビデオカメラしか触った事ないので、Panasonicのインターフェースに若干戸惑いつつも、そのままテスト撮影へ。... 続きを読む
録画サーバ構築 VCEエンコード 検証編
前回、QSVエンコードの検証が終わったので、今回からはビデオカードを使ったハードウェア・エンコードを試す。NVIDIAのGeForceを使ったNVENCを試してみるつもりだったが、まだ注文したビデオカードが届いていない。思い返すと手元にAMDのRADEONはある。RADEONでハードウェア・エンコード出来ないのかと調べてみると、Windowsなら出来そうな気配。RADEONによるハードウェア・エンコードはVCEエンコードと呼ばれるものらしい。ビデオカードによるハードウェア・エンコードがどのような水準なのかを試すためにもトライしてみる事にした。... 続きを読む
録画サーバ構築 QSVエンコード Linux編
前回に引き続いて、今回はLinuxでのエンコード性能を見ていく。うちのLinuxは特別な事情がない限り、全てCentOS7となる。録画サーバは前回Windowsとしても評価した、sh67h3のCore-i7 2600Sである。デュアルブートなので、Windowsを止めてLinuxで起動する。まずはWindows同様にソフトウェア・エンコードから評価する。エンコードに使用するffmpegのインストールは非常に簡単で、epelとnux-dextopのyumリポジトリを有効化してyum installするだけ。依存するパッケージもたくさん入っちゃうので、気になる人は『-y』しないで一度見てからinstallした方がよいかも。... 続きを読む
録画サーバ構築 QSVエンコード Windows編
録画サーバ環境を構築する上で、もう1つ問題になりそうなのがエンコード。録画したTSファイルをMP4に圧縮してディスク容量を有効活用する。ソフトウェアエンコードだと張り付くくらいCPUを使うので、出来ればハードウェアエンコードを使いたい。エンコード方法をざっと調べた感じだと、Intel CPUのSandyBridge以降で使えるQSVエンコードという方法と、NVIDIAのグラボGeForceを使ったNVENCという方法だ。これらのHWエンコードを行うのはWindowsに比べるとハードルが高そうなので、まずはWindowsで動作検証を行う。ちなみにNVENCが出来るグラボは持っていないので、これは調達してから。... 続きを読む
ミラーレス一眼カメラ DMC-G7H 購入
長らく自分には写真を撮るセンスがないと考えて、頑にビデオ撮影のみ行ってきた。本当はビデオにだって様々な工夫はあるだろうけど。しかし、GWに写真データの整理を行ったところで、一気に写真に対する考えが変わった。思い出に触れるときは、動画だけでなく写真も多い方がより感動が増す。目先にあるスマホのカメラ機能については本体の持ちにくさから、アングルを試行錯誤しているうちに落としてしまったり、光の具合を調整しているうちにスリープしてしまったり、と正直うんざりしている。自分に大した腕がない事を充分に自覚した上で、自然体で写真撮影が楽しくなるようなカメラを探してみる事にした。... 続きを読む
録画サーバ構築 CentOS7+Win10 デュアルブート編
デスクトップ用途としてsh67h3が2台あるが、1台はCore i7 2600S、もう1台はCore i5 2400S。前者を録画用Linuxサーバ、後者をWindowsクライアントとして使うつもりだが、録画サーバでのエンコード検証のために、i7機の方にもWindowsを入れておきたい。というのも、ハードウェアエンコードの対応状況はWindows方が遥かに充実しているからだ。ついでにコアの違いによる性能差も把握できれば尚よい。PC複数台になり仮想化も当たり前になった中で、デュアルブートなんて何10年振りかという感じだが、難しい設定はないし、ささっと終わらせるつもりだった。... 続きを読む
PlayMemories で10年分の写真動画を整理
気が付けばデジタルデータで写真を貯め出してから10年以上経過している。動画は子供たちが生まれてからだが、それでも9年近い。もともと嫁が写真を好きだった事もあって、写真や動画は素人ながらもわりと力を入れてきた。自分は動画を中心に担当しているため、動画のデータ管理はきっちり行ってきた。写真は嫁からの産出量が半端ないので任せてきたが、ディレクトリルールも一貫しておらず、マスター管理も曖昧で極めて混沌としている。大量のデータ管理を行った事のない人にとってはそれが普通だろう。最近はこういう課題に向き合うのがマイブームなので、このGWを使って写真管理にもメスを入れる事にした。... 続きを読む
録画サーバ構築 foltia+PX-Q3PE 検証編
録画サーバの構築に当たって、一旦はwindowsでシステムを作ってみた。感想としては想像以上によく仕上がっていて、このまま使い続けてもよさそうに思うほど。しかし、自分としてはリモートからのCLI管理を重視するため、Linuxでの運用も試しておきたい。ただし、今回選択したPX-Q3PEにはLinux用の公式ドライバが用意されていない。にもかかわらず、foltia ANIME LOCKERという有償ソフトはCentOS6でPX-Q3PEを動作可能にしている。初めてのシステムを作るときはとにかく成功パターンを確立する事。まずはこのソフトの評価版を使って、CentOSでのPX-Q3PE動作を確認する。このソフトはアニメ録画を中心とした作りになっているようなので、スポーツ/ドラマ/バラエティを録画したい自分としてはそのまま使い続けるかどうかも判断したい。... 続きを読む
録画サーバ構築 PF-001CR 検証編
前回、sh67h3にPX-Q3PEを取り付けて、Windows 10によるTV視聴に成功した。B-CASカードはPX-Q3PEのボード上にあるカードリーダーに差し込んだのだが、このままだとB-CASカードがタワーの中に入ってしまう。また、Linuxで動かす場合は、チューナーボード上のカードリーダーが使えないらしいので、カードリーダーの別デバイス化を検討する。B-CASカード用のカードリーダーはUSBタイプのデバイスがよく使われているようだが、せっかく3.5インチベイのあるキューブPCを使うので、内蔵ドライブタイプを探してみる。なるべく実績ありそうなものを探すとPF-001CRという製品に辿り着いた。... 続きを読む
録画サーバ構築 PX-Q3PE 検証編
やる事が多過ぎてなかなか進まない、録画サーバ構築。気になる事は全部片付けた上で少しずつ進めていくので、冗談抜きで1年くらいかかるかもしれない。今まではwindows10とCentOS7できれいに棲み分けていたので、構成管理もシンプルだったんだけど、録画サーバ作ろうとなってからその辺りもいろいろ見直す必要が出てきそうだ。win10とcentosのデュアルブートやCentOS6の利用など。それはそれでおいおいまとめるとして、そろそろチューナーボードの検討を進める。とはいえ、選択肢はほぼなくて販売終了して高価格化しつつあるPT3 Rev.Aか、安定性についての評価が分かれるPX-Q3PEだ。それぞれの利点欠点は以下。... 続きを読む
録画サーバ構築 sh67h3 修正編
録画サーバとして利用すべく購入したsh67h3。windows 10のインストールは何も問題なかったものの、何故かLANのnegotiateが100Mbpsになってしまっていた。通常用途のPCなら100Mbpsでもそれほど困らないかもしれないが、録画サーバであれば取り扱うファイルは常にGB単位。どうしても1Gbpsでリンクアップさせる必要があった。まずは最も簡単なLANケーブル交換から試すが改善せず。スイッチ側のポートを変更してみるが改善せず。スイッチそのものを別のものに変えてみるが改善せず。うーん、ハードウェアの問題ではないのかな。sh67h3のオンボードLANのチップセットはRealtekのRTL8111E。こちらの最新ドライバを探してインストールしてみるが改善せず。ドライバの詳細設定でauto negotiateをオフったり、1Gbpsを明示指定してみたり、省電力設定を無効化してみたが変化なし。うーん。。。... 続きを読む
ひかりTV キャプチャ環境検討
録って見するだけなら抜群の使い易さであるひかりTVだが、唯一にして最大の問題点がデバイスを自由に選べない事だ。録画データはチューナーでしか再生出来ないし、それをモバイルに転送する事はできるが、フォーマットは独自のものなので専用のアプリでしか再生出来ない。再生させたいデバイスはカーナビで、そのためにはmp4に変換する必要がある。カーナビにモバイルを繋げれば、ひかりTVのコンテンツを再生する事は可能だが、その場合は操作がモバイルになってしまう。カーナビでコンテンツを見たいのは子供たちなので、できればモバイル端末を渡さずにリモコンで操作してもらいたい。... 続きを読む